第2話

🥀
48
2022/03/13 13:01

「…申し訳ございません,もう……シウさんは…」


































そこまで聞いた時,私は目眩で立っていられなかった。




「っ……う"………」

「あなたさんっ……」

「シウ……シウ………」




シウと呼ぶ事しかできなくて…何もできないまま終わってしまって…。
この現実を,飲み込めないでいた。
涙も何も出なくて,ただもう一度…シウの笑った顔が見たかった。



「違う…死んでないっ……シウは…」

「あなたさん………」

「死んでませんよね!?まだ目覚めますよね!?」

「っ…………」




その時の私は,狂っていた。信じたくない,その一心で医者を問い詰めた。
でも,返ってきたのは"あなたさん…"それだけ。
きっと,何も言えなかったんだろう。


何分か経った後,医者が私の前に封筒を1つ渡してきた。




「これを,シウさんがあなたへ渡してほしいと…」

「……え…っ?」




やめてよ…そんなのっ……そんなの…




「もしかしたらシウさんは……」




やめて……言わないでっ…









「シウさんは…………」




































"望んでいたのかも…しれません"




































頭を,強く打たれたようだった


























大好きな恋人が,いなくてはならない人が






















命を掛けても守りたい人が























誰よりも信じていた人が



























"自殺"をしただなんて…




























「ぁ………っ…う……っヒュッ……カッ……はぁっ…」


「あなたさんっ!!」

「あ"っ……はぁっ…っはぁっ,ヒュッ……」

「あなたさん!落ち着いて,息を吐いて!」








































心の縄が少しづつ……解かれて


























感情というものが少しずつ崩されて


































気づくと,生きるという方法を



























忘れかけていた

























































バタッ!、

























「あなたさんっ!?あなたさん!!」


























シウ………会いたいよっ……








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