第62話

届く距離 ~高橋~
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2019/05/06 10:01





あなた side














わたしにはずっとずっと好きな人がいる。






幼なじみの高橋恭平ってやつ。






親同士も仲が良いし、なにかとそばにいるやつ。






でも最近、意識しだした。






なんでかは分からん。






でも気がついたらもう、好きになってた。






でも伝えられへん。






やって近いんやもん。























































『きょーへー!』






「ん?どした?」






『んー、なんもない〜笑』






「なんやねん笑」
































ほら、すぐそこに恭平はいる。






手を伸ばせば、声を出せば






届く距離。






やからこそ、想いなんて伝えられない。






振られたあとが怖い、から。






届く距離なの、なぁ。






わたしにちょっとの勇気があればよかったのに。





















































女の子 「…っ、あの、恭平くん?ちょっといいかな、?」






「ん?俺、?………あ、あなたちょっとまってて、」






『…あ、うん。』




























































告白されるのなんかもう日常。






わかってるのに、嫉妬しちゃう。






彼女でもないのに。






…っ、やだっ、






恭平が他のこと喋ってるのなんか見たくないよ。






なんて思ったら、体は勝手に動いてて。。。

























































『……っ、やだっ//』






「…!?//」




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