2023/09/06 09:16
  • ノンジャンル
  • 夢小説
  • 君だけに送るファンサ
 自分が何をしても、「可愛い」と肯定されることが、どうしようもなく気持ち悪く思えてきたことから、軽い鬱病になってしまい、活動休止をしていたてると。
 活動再開後はじめてのライブでも、様々な思いが頭をよぎり、ステージ上でつまづいてしまった。
 ライブ後、メンバーの中で恒例となっていた、ファンレター開封も、自分の失態を「可愛い」で済ますようなことが書かれているだろうと想像し、てるとはあまり乗り気になれない。
 ところが、はじめに開いたファンレターには、自分の努力を、お世辞にも分かってくれているような、そんな言葉が並べられていた。
 その日からてるとは、ツイッターでも生放送のコメントでも、そのリスナーの言葉を目で追うようになった。
 しかし、それと同時に、てるとの活動が日に日に少なくなっていった。
 
 リスナーさんはみんな大事なのに…あのこのことばかり考えちゃう…。

チャプター

全24話
22,695文字

が好きなあなたにおすすめの小説

軽音BOYS!

この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます

プリ小説オーディオドラマ

公式作品

もっと見る