第4話

DVレイマリ
252
2022/07/28 22:39
帰りが遅くなってしまった
ドアノブを握る手が汗ばむ
これから起こることに恐怖と悲しさを感じているから
このままずっと外にいる訳には行かない
かといって漫喫に泊まるのはもってのほか
明日が来るのがより怖くなってしまう
だから決心をして中に入る
「た、ただいま…」
「おかえり」
その声には歪んだ感情しかこもっていない
「遅かったね」
ひょいと顔を出した霊夢の目にはハイライトがなかった
「ごめんなさい…」
「なんで謝るの?別に怒ってなんかないわ」
「ただ、心配なだけよ」
「貴方がどこか行ってしまうのではないかと」
「だから…お仕置、しなきゃね」
「ひっ、」
そう言う霊夢の手には縄が握られている
もう逃げられない
怖くて仕方がない
でも、それが貴方の愛情表現なら
全部受け止めたいから
それが恋人ってものでしょ?
ぶたれて、殴られて、殴られて、それの繰り返し
やっとお風呂に入ることが許されて改めて自分の体を見る
傷だらけで、痣だらけだ
もう疲れた
こんな関係なんて…もうやめたい
でももう、終わらせることなんて無理だ
助けて、霊夢…
あぁ…霊夢に助けを求めちゃった…
私、霊夢と一緒になっちゃったね
もう私達は戻れないんだ
バッドエンドレイマリですね
なんか暗いレイマリばっかり書いてる気がする…
次書く時はきっと幸せなレイマリです
最近ラブライブのりなミアにハマりました
同士いたら是非コメント欄に

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