第12話

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2022/05/21 03:37
立てない清春の腕を引っ張って棚の支柱に縛り付けた。

清春
清春
ごめんなさい…!ごめんなさいっ!!
清春
清春
許してください…!!
上司
許して欲しいなら大人しくしてろ!!
必死の抵抗は虚しく、ズボンを下ろされた。
清春
清春
っ…なんでっ…ここにいるってわかったんですかっ…
上司
あ?
上司
あー…、ははっw
清春の顔を見て急に笑いだした。
清春
清春
…なんですか…?
上司
別にw










上司
お前のプロデューサー優秀だな

上司に見せられたスマホの画面には、プロデューサーとのやり取りが映し出されていた。




「車の鍵物品庫に隠したので探しに行くと思います。あそこ誰も行かないからバレないです。」

隠すように置いてあった車の鍵。上司の良すぎるタイミング。



全て仕組んであった。







上司
ほら、「今後、このような報告致しますので、給料の件ご検討の程宜しくお願い致します。」だって
清春
清春
…もういいですっ…
上司
他にも着替え中の写真とか…
清春
清春
っもういいです!!
ずっと目を背けていた現実を突きつけられた。
見たくない。聞きたくない。信じたくない。

上司の嘘だと思いたかった。

ただ、こんな決定的なものを見させられたら信じざるを得なかった。






清春
清春
っ〜……
上司
あれ?泣かないの?
上司
てっきり泣くのかと思ってたんだけど



清春を絶望に突き落とした高揚感で顔が緩んで口角が上がっていた。


どうして自分ばかりこんな目に合わないといけないんだろう。他人の不幸が霞んで見える度に、自分が哀れで醜く見えた。


生まれて来なければよかった。
心の底からそう強く思った。
上司
今日は解さないからね

滑りが悪くて入っていかない。
力任せに無理矢理ねじ込んだ。



清春
清春
っあ''っ!!
清春
清春
っ〜〜…!


全て清春の中に入った瞬間、経験したことの無い圧迫感で息が詰まった。鋭い杭を突き刺したような重苦しい激痛で顔が歪んだ。
上司
あぁー…さすがに血出ちゃったか

心も身体も痛みに支配されて逃げることは愚か、考えることすら出来ない。
上司
まぁ逆らったから自業自得だよね

動き出そうと、震えてる腰に手を当てた。



























ガチャ……





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