他の地下アイドルグループとライブをやることを知らされて少し戸惑った。
9bicは清春たちより数ヶ月先にデビューしたグループだった。
清春はその存在を知らなかった。
数日後、9bicと対面した。
挨拶を終え、セトリなどについて話し合った。
急に話題を振られて言葉に詰まってしまった。
せっかく会話に入れてくれようとしたのに上手く混ざれない。
その後も何度か話しかけてくれたが、会話に混ざれないまま時間だけが過ぎていった。
解散したあと、清春はメンバーに呼び出された。
壁に向かって突き飛ばされた。
髪の毛を掴み、顔を床に押しつけた。
清治の腕を踏んずけた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。