第31話

ほっとけない
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2018/03/08 13:07
凌side

本当は駄目だと分かっていた
授業中に抜け出すなんてこと
でも彼女が泣いていたら、いくら授業でも
抜け出して彼女のそばに居るのが良いと
思って教室を出てしまった

凌 《沙那 どこ行ったんだ》
凌 《屋上開いてるかな?》

凌 屋上の扉を開ける

屋上にて

凌) 沙那!
沙那) 凌君! ウッ泣 ウッ泣
俺は思わず沙那を抱きしめた
沙那は驚いていたけど 考えるより先に
行動に出てしまった

その後の事..

俺は沙那を抱きしめていた手を離した
沙那)ごめんね 授業抜け出しt..
凌)そんな謝らなくても..
沙那)凌君はやっぱり優しいね (*^^*)

凌)何で泣いてたの?
沙那)ざっくり言えば 私と凌君を見ると
周りからはぎこちないっt..
凌)そうだったんだ..


この時 沙那とはこの先
付き合えるのだろうか..と思った


沙那)あのさ 凌k..!

キンコーンカーンコーン

授業のチャイムが鳴った


沙那の声と授業のチャイムが
重なって沙那の声は聞こえなかった


凌)沙那..
沙那)凌君 先に戻ってて
凌)え 送っていくよ
沙那)その気持ち嬉しいけど 1人で戻れるよ!
大丈夫!(*^^*)
凌)そうか 沙那が大丈夫って言うんだったら
沙那)ごめんね
凌) うん

その後 俺は1人で教室に戻った

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