はあ……?
明らかにやってくれそうな雰囲気だったのに…、
黒尾「えっ、なんで…?」
あなた「いや…、だって…、他にやりたいことあるし…、
ちょっと…、事情があってね…、ニコ」
黒尾「そっか…、」
あいつに断られたのが結構キタのか少し…、
いや、かなり…ショックだった…、
それもそうだったけど…、あいつが言ってた事情は何だったのか気になった…
つらそうに笑っていて…、見ていて心が苦しくなった、
聞いても多分…、アイツのことだから話してくれないような気がした…、
あなた「あっ、でも!マネージャーにはなれないけど!お手伝い?みたいな感じならいいよ!」
黒尾「おっ、マジ?助かるわ…、」
山本がめんどくさくならないのはありがてぇわ…、
あなた「今日は行けないけど、明日行ってもいい?」
黒尾「おう!」
黒尾「あー…、それと、来るときとか知りたいから連絡先教えてくんね?」
別に連絡なんてしなくても来ていいけど…、
自分から連絡先を聞くのはなんか俺がアイツのこと意識してるみたいで嫌だったから…、
あなた「あっ、…………いいよ!そういえば交換してなかったねー!」
いいよって言った時少しだけ間があった…、
聞いちゃ悪かったか…?
黒尾「じゃあまたな…」
あなた「はーい!フリフリ」
その日の放課後、山本たちにマネージャーの話をしてくれたらめちゃめちゃ喜んでいた…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!