______新幹線の中
山本「うぉーーーー!!!うまそーー!!この弁当!!」
茂山「何にしようかなー…」
犬岡「焼肉弁当美味しそうだよ!」
ガヤガヤ
黒尾「お前ら声のボリューム下げろ!!」
孤爪「ちょっとクロ…うるさい…」
海「ニコニコ」
落ち着きねぇな…ほんと…
でも、こういうときに絶対うるさくなるやつがやけに静かだった…。
ちなみに席はホントは俺と研磨が隣のはずだったのに研磨が一人がいいって言って…
なぜか隣が花井になった。
ちらっと彼女の方を見ると…
顔色が悪く、青白かった
黒尾「大丈夫か!?」
あなた「………うん…。ちょっと気持ち悪くて…ごめんね…、心配かけて…」
黒尾「いや…、それより!水飲んだりするか??」
あなた「……うん…。」
俺は、飴や水などの準備をした。
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黒尾「他にしてほしいことあるか…?」
あなた「…………………。少し寝たら良くなると思うから…、ちょっと肩借りてもいいかな……?」
黒尾「……お、おう…」
あなた「ありがとう……。ニコ」
許可をもらってからすぐ肩に頭を乗せて寝始めた…。
数分たってから寝息が聞こえるからもう寝ついたのだろう。
山本「〜〜!!」
犬岡「〜〜。」
黒尾「お前らほんとに声のボリュームさげろ!」
孤爪(クロもうるさいし…、花井さん起きちゃうじゃん…。俺も寝たいし…)
山本「黒尾さん!!新幹線のチケットが見つからないんすよ!!」
黒尾「はあ??どこやったんだよ!!」
海(あ…、花井さん起きちゃうかもな…。)
・
・
普通に自分の席の目の前のネット?の中にあったらしい…。
研磨があるんじゃない?とたまたま言ったところあったそうだ…。
そろそろ花井起こさなきゃな…。
てか、あんなに騒がしかったのに起きないってすげぇな…。
あなた「…………………まだ死にたくない…。」
黒尾「へっ?」
うなされてる…。
黒尾「花井!」
あなた「…………ハッ、ハァハァ…。」
黒尾「大丈夫か…?うなされてたぞ…。」
あなた「ごめんね…。大丈夫だよ。」
黒尾「そうか…。…、もう少しで着くから降りる準備しとけよ…。」
あなた「はーい。ニコ」
死にたくないとただの寝言で言ってただけだと思ってたが…、
それは花井が抱えている大きい物の一つのヒントだった…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。