黒尾「〜〜それでなんか調子わりーからここに来ただけ…
って聞いてねぇのかよ!」
花井はいつの間にかギター(弾き語りとかで使うやつ)を取り出して弾こうとしていた…
あなた「えっ、ちゃんと聞いてたよ♪」
なんで、そんな楽しそうなんだよ
俺は落ち込んでんのによ…、
あなた「よしっ、準備OK!!じゃあ、いきます!!」
黒尾「はあ?何しようとしてんだよ!」
あなた「まあいいじゃん!」
〜♪
これって、最近流行ってる…、たしか…、「ドライフラワー」だよな…、
あなた「多分私じゃなくていいね…、余裕のない二人だったし…いつの間にかケンカしてさごめんね…〜♪」
急に歌いだして何なんだよ…、でも…、
あなた「〜〜もう顔も見たくないからさ…、変に連絡ひてこないでほしい…、都合がいいのは…かわってないんだね…でも無視できずに…また少し返事…〜♪」
コイツの声と歌詞でいろんな思い出とかよみがえってきて…、結局俺は…、先輩に「今日会おう!」とか、急に連絡きて「遊ぼう」とかきてもああ、自分の都合がいいから誘ってんだな…って思っても…
先輩のことがどうしても大好きだったから「いいよ」って返事したりしちゃったし…
なんて考えいながらあいつの歌を聞いていた…
あなた「〜〜抱えてよー〜♪」
〜♪
あなた「ふう、どう?
てか、泣いてんじゃん!」
黒尾「は?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!