夏樹side
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色々あったけど番組も順調に終わって
大倉と飲みに行くことになった。
『 なんか久々やな 』
大「 そうやな〜 」
「 で?まっすーとどうなん? 」
『 それ聞きにきたんかい(笑) 』
まあ大倉の事やからそうやとは思ってたけど。
『 ん〜 、好き 、やけど 』
大「 やけど? 」
『 好きじゃない 』
大「 お前女子みたいなこと言うなよ 」
げらげら笑ってる大倉 。
『 おおくら 』
ちょっと低めのトーンで言うたら 、
すっげえ間抜けな顔で見てくる 。
『 俺がまっすーと付き合ったらさ 』
『 祝ってくれる? 』
真剣に言うたのになんかおおくら笑ってる
大「 何言うてんの 、当たり前やん 」
『 ふふ 、ありがとう 』
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家に帰って今日起きたことを思い返す 。
まっすーはどんな気持ちやったんかな 、どう思ったかな 。
…
まっすーに会いたい 。
気付いたら俺はまっすーに電話をかけてた
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to be continued
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!