増田side
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なつきくんは暖かかった。
急に自分が情けなくなって 、
増 「 ごめんなさい 」
思っていた言葉をつい口に出してしまった
『 謝らんでいいよ(笑) 』
優しいいつもの夏樹くんの声に安心して
また涙が止まらなくなる
『 でも 』
ふいに聞こえたその言葉の続きが気になって
夏樹くんを見つめる。
『 好きにさせてや 、まっすーの事。 』
予想外すぎる言葉に数秒フリーズした。
これはチャンスって捉えていいのかな
そんな事を考えていると自然に涙は
止まっていた。
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俺は決めた。
このチャンスを逃さない。
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to be continued
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。