第21話

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2018/09/23 14:47
増田side







久しぶりに見る夏樹くんはやっぱり

綺麗で儚くて 。



触れたら消えてしまいそうな夏樹くんを

連れて非常階段に向かう 。



『 なぁ 』



増 「 ん? 」



『 用件はなんですか〜(笑) 』



優しく笑いかけてくれる夏樹くんをみて

改めて好きだなーって(笑)



増 「 俺ね 、あれから考えたんですけど 」



言葉にはしないけど相槌を打ってくれて

いるのが分かる 。



増 「 絶対 、夏樹くんを惚れさせるから 」



『 .. まっす 、 』



しばらくの沈黙の後に夏樹くんが小さく

俺を呼ぶ 。



『 そう来ると思ってたで 』



悪戯に笑う夏樹くんは今までで一番

輝いていた 。







手 「 おかえりまっすー 」



「 どうだった? 」



増 「 どうって事はないけど 」



なんとなく目を合わすとみんなめっちゃ

にやけてる 、え 、キモい (



増 「 何にやけてんの 、(笑) 」



小 「 いや 、だってねぇ 」



手 「 ねぇ? 」



増 「 なんだよ 」



小 「 まっすーって負けず嫌いで 、俺ら

の事全然頼ってくれなかったじゃん 。

でも 、夏樹くんの事好きになってから

変わったんだよ 。

相談もそうだけどこんな事あったよとか

しょうもない話してくれるようになって

.. すっごい嬉しい 。 」



増 「 何だよそれ(笑) 」



軽くあしらったけどたしかにそうかも

しれない 。



前はメンバーに弱い所なんて見せたくなかった 。



でも 、夏樹くんと出会ってからメンバー

を頼るのも悪くないなって思えるように

なっていた 。



恋のパワーってすごいなぁなんて思いながら

俺もちょっと嬉しかったり 。



増 「 ありがと 」



手 「 え 、まっすーがお礼言った! 」



小 「 いつぶり!?!? 」



増 「 おいやめろよ。(笑) 」



やっぱり 、いい奴らだな〜 、



なんて死んでも言わないけどね 。







to be continued

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