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第4話

STAGE1初めてのクレープからの…



放課後になり、藍海は雅翔に着いていく。何処に行くか藍海は分からない。




傍から見たら、男同志の中の良さげな2人に見えるだろう。だが、実際は違う。




藍海は女であり、雅翔は男だ。



それだけはどんなに 願っても 縋っても 変わらないものであった。




「 じゃあ、 まずは クレープでも食べるか」





クレープ と聞いてどんな食べ物か浮かんでこなかった。この16年間、そんなハイカラな食べ物を食べて来なかった。



施設で育ち、お菓子とか そういう物は全部自分よりも年下の子達に渡してきた。




だから、クレープと聞いてどんな食べ物か浮かばない。雅翔の提案から、ずっと無言のままいた。





「…… まさか食べたことないの? 」





その問に藍海は頷くしかなかった。その様子を見た、雅翔は驚きを隠せず、せっせと クレープを買いに行く。 そして、買ったやつの1つを藍海に手渡した。





「 食べてご覧? 美味しいよ」



「 う、うん … 」




1つ口に含むと 苺と生クリームの風味が口に広がる。” 美味しい ” そう思った。




つい口から零れた言葉を雅翔が気付かないはずもない。 満面の笑みで、嬉しそうに頷いている。





その顔を” 懐かしい ” と思ってしまった。






なぜ、思ったのか分からない。けど、思う。藍海は昔、何処かで雅翔と出会ったことがあると言う事を。





そして、クレープを食べ終わると2人は街中を散策した。ただ、歩いている。それだけであった。




藍海にとっては、” 友達 ”と遊んでいる という認識であったが、雅翔は藍海と” デート ”しているつもりであった。







ただ、事件は起こる。
常に平和だなんてありえない。




猛スピードで来る車。藍海と雅翔は交わしきれずに轢かれてしまった。






痛い。




痛い。





痛い。





痛みしか感じない。そんな中、藍海を離さないように雅翔は藍海をギュと抱きしめていた。





「…… ───── ッ!!!」




藍海にとって 大切な名を叫ぶ。すると、ずっと大事に持っていた本が光り輝く。






紫香楽藍海は気付いたら 森の中にいた。