寝ていたらドアを閉める音が聞こえた
目を開けると祐也がいなかった
最初はトイレかなっと思った
だけど15分経っても戻ってこなかった
ベッドから起き上がりリビングに行くと、祐也はソファーに座ってテレビを見ていた
俺は、祐也に触れたくて後ろから祐也を抱きしめた
5分くらい抱きしめそろそろ朝ごはんを作ろうと思い祐也から離れた
まだ触れていたい…
その祐也の笑った顔もっと俺だけに見せて欲しい
祐也の全部は俺のもの
祐也に触れる全てのものに俺は、嫉妬する
祐也に触れていいのは俺だけ
祐也のその笑顔を見ていいのは俺だけなんだよ
一生祐也を離さない
死ぬまで祐也を離さないからな…
祐也は心配そうに俺を見上げていた
そう言って祐也は再びテレビの方に目線を移した
ダメ…
俺を見て
俺だけを見てよ
俺は、祐也の前に立ち、顔を俺の方に向かせた
可愛い
すごく可愛い
祐也は誰にでもその可愛い顔を見せるから、閉じ込めておきたい
俺は、祐也が可愛すぎて顔を近づけた
そして…
チュッ
リップ音をたてて祐也にキスをした
照れてる祐也も可愛い
全ての行動、発言、動作が可愛い…
俺は、祐也が居ないと生きていけない
祐也に依存してるんだ…
ねぇ、祐也?
祐也も俺が居ないと生きていけなくなるようにしてもいい?
祐也も俺に依存してよ…
愛してるよ祐也
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。