ラウール「じゃ、帰るね」
深澤「え、朝ご飯食べないの?」
ラウール「俺邪魔だろうし…」
深澤「邪魔なわけないじゃん!」
ラウール「Σ(OωO )ビクッ!?」
深澤「俺の可愛い息子だよ?」
ラウール「本当は恋人って言って欲しいけどね」
深澤「それは…ごめん」
ラウール「分かってるって!」
深澤「らう、ほんとにごめんね?」
ラウール「謝らないでよ」
深澤「ごめ、あっ」
ラウール「朝ご飯は、俺が作るね」
深澤「え、作れんの?!」
ラウール「失礼な」
深澤「いや、作れないっていつも言ってるから」
ラウール「簡単な朝ご飯ぐらいなら作れるよ」
深澤「じゃあ俺シャワー浴びてくる」
ラウール「後で行くね?」
深澤「来なくていい」
ラウール「…………酷い」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。