永瀬side
あれ、、ここは
どこやろ。
また、タイムリープしたんか?
あれ、、でも
全速力で走るあなたは、
幸せそうやった。
ダメや、、全然届かへんわ。
そういえば昔、、
そんなことを聞かれた気がする。
俺なんて答えとったかな?
そうでも無いって答えたんかな?
でも、今走っているキミを見たら
あ、楽しいんやなって
素直に思ったわ。
よかった、、俺
あなたに心臓あげてよかった。
ん?
胸にそっと手を当てると
音もせず、空っぽだった。
よかった、、俺
あなたのこと助けられたんや、
____________________探してた答えを見つけたよ。すぐに手を握って伝えたいけど、今の僕にできることは
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!