第7話

一緒に寝て
2,530
2021/01/07 06:45
(hkt side)

あのあと10分くらい大我は泣いて、知らない間に俺の肩に寄りかかりながら寝てしまった。

長い間泣き続けたせいで、大我の目元は赤く腫れていて、俺はその目元にそっとキスを落とすと、
んんっ、といって大我が目を覚ました。

大「ふわぁ、北斗。俺、ふわぁ〜……」

大我のあくびが止まらない。

「大我、もう夜遅いからもう寝よう。俺も明日まだ一日残ってるし」

大「うん。北斗〜、一緒のベッドで寝てくれるよね??いつもみたいに。」

「いいけど、狭いよ。」

大「いいの。北斗にぎゅ〜ってしながら寝たいし。」

「っ/////」

また、可愛いこと言って。ほんと、今日だけでこの破壊力なのに、俺の心臓は寿命を迎えないだろうか心配になってきた。

大「ほくと〜〜???」

「おおせのままにお姫様。」

といって、大我を姫抱きにして寝室まで運び、ベットにおろしたときだった。
大我の手が俺の首に回り、そのまま大我の柔らかい唇に吸い込まれた。

「んっ、くちゅ、ん、」

大「ん、ふぁ、ほくっ、ん…、ちゅ、ん//」

俺もそれに我慢できなくなって、深く大我Tシャツに手を入れたときだった。

大「すぅ〜、すぅ〜〜」

大我から寝息が聞こえてきた。

「ぷはっ、かわいいなぁ。」

柄にもなくそう呟いて、

「おやすみ、大我、いい夢を」

という言葉と一緒にもう一度、大我の唇にキスを落とした。

これからこいつと一緒に人生を歩めると思うと、俺は嬉しくて嬉しくてたまらなかった。




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