ーーー授業中ーーー
そんな事を考えていたら横から小さい紙飛行機が飛んできた。羽の部分には『開いて!』と書かれていた。
そう思い、飛んできた方向を見てみると、まふまふと言う人がニコニコしながらこっちを見ていた
そう思い、渋々紙飛行機を開いた。するとそこには
そう思い、勢いよくまふまふさんの方を向いた。
私は無言で坂田さんの肩を叩き、『まふまふから』と、小さいジェスチャーでその手紙を渡した。
そして私は何も無かったかのように授業を受けた
そう思い、まふまふさんの方を向いたら、
その言葉に私は
とだけ返しておいた。
そう思っていたらいつの間にか授業が終わっていた。
今は休み時間だ。これは寝るチャンス!と思い、机に突っ伏していたら
がたがたがたがたがたがたがたがたがたがた
顔を上げたら前の席や隣の席などに、女子が群がっていた。
移動をしようとした瞬間、何かにつまずいた。いや、あの感触は『足』だ。群がっている女子の誰かに引っ掛けられたのだろう。
やばいと思い、目をぎゅっと瞑った。が、次の瞬間、ふわっと身体が浮いた。
目を開けると
まふまふさんが抱き寄せてくれていたのだ
いきなり男の人に抱き寄せられたものだから困惑をしていた
やばい、早く離してもらわないと“羽”が出てきてしまう
やっばい!もう少し出てきてる!
その言葉は無視し、思いっきり走った
まふまふside
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。