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第22話

story 22
スタッ───────
あなた

あっわぁぁああ、すっごく広くて綺麗…

ミカエル
この湖は底なしだ。1回入ったものは出られない
あなた

え、怖いこと言わないでよ……

あなた……起きてよ…
あなた

まただ…でも今の声はすごく近いな

ミカエル
なぜ俺には聞こえないんだ?
あなた

分からない……

あなた…今日も来たよ…。
ねぇ、早く起きて………
あなた

え?''今日も''?

ミカエル
?どうした
あなた

なんか、聞こえた声が今日もって言ってたんだけど、こんなふうに声が聞こえたのは今日が初めてだし

あなた

ここに来てまだ1日しかたってないよね…?

ミカエル
……………あっちの世界のあなたは目は覚まさないが意識はあるんじゃないか?
あなた

どういう事……?

ミカエル
ここにいるあなたは魂だと仮定する。
魂はここにあるが意識はあっちの世界にはある。つまり、温度やあっちの世界の音も聞こえる。今この世界はその服装だと多少寒いはずだ。ここの世界の季節は冬から春に変わろうとしてるが少しばかりは寒い。だからこの考えに至ったわけだ。
ミカエル
だとしたら本当の世界に早く戻った方がいいんじゃないか?
あなた

で、でも戻っちゃったら次お兄ちゃんに会えるのがいつかわからないよ………。
しかも戻りかもわからないし。。。

ミカエル
俺に考えがある。
あなた

な、なに?

ミカエル
この湖を歩いていけ
あなた

……は?

あなた

ちょ、ちょ、ちょ、何言ってるか分からないんですけど!?

ミカエル
そのままだ。
ミカエル
この湖は生と死の狭間の湖だ。潜ったものは帰ってこられない。となると、あなたが住む世界に戻ることが出来る可能性はなくはない。
あなた

なくはないでしょ!?なかったらどうすのさ……。

ミカエル
お前が溺れていたら俺がすぐ助けに行くとしよう
あなた

でも潜ったら戻れなくなるんだからお兄ちゃんも戻れなくなるんじゃないの?

ミカエル
俺は大丈夫だ。三大天使の一人でもある俺だ。そんな湖如きには負けないさ
あなた

そ、そう……

ミカエル
ほらさっさと戻ってあっちの世界の友達を安心させてこい
あなた

う、うん。。。

ミカエル
この湖を真っ直ぐあるけ。それとこれを持っていけ。これはどんな災難からも身を護ってくれるであろう御守りだ。これがあれば俺はお前を助けに行ける。
あなた

すごい綺麗な羽……ありがとう!お兄ちゃん!!ずっと持ってるね!

ミカエル
…あぁ。
ミカエル
さぁ、お別れの時間だ。
あなた

……

ミカエル
そんな辛気臭い顔するな。会おうと思えば俺が逢いに行ける。
あなた

…うん。そうだよね!

あなた

またね!あっちの世界の でも頑張るね!

ミカエル
おう
そして私はゆっくりと湖に足をつけた

靴に水が染みてくる
あなた

(結構冷たいな)

お兄ちゃんが言ってくれていたように冬から春に変わっていってるだけあって湖の水も冷たく感じた
膝まで浸っている
あなた

(今振り返っちゃったらもう元の世界へ戻りたくなくなるんだろうな…)

私は振り返る衝動を抑えゆっくりと進んでいった
そしてもう胸のところまで水に入ってしまった

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あめつぶどろっぷ-雨粒飴-
あめつぶどろっぷ-雨粒飴-
どうして雨は悪い天気と言われるのでしょうか 歌い手さん・実況者さん大好きです 雑食の極み そらまふもいいけどさ、そらろんも最高だよね! 復活して欲しいな…なんて いつもコメントしてくれる子、好きだよ(小声) フォロバして欲しい方は一言いただければします☆
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