翌日、私はホームルームが終わったら急いで校門へ向かった。
着いた頃にはもうクルマが止まっていて、私に気づいた雨宮は助っ席から降り、ドアを開けてくれた。
私は家に戻り、ちゃっちゃと着替えを済ませて雨宮を呼んだ。
しばらくして、メイドを連れてきた。
初めて見る子がきた。
色白で髪の毛がふわふわしている。
私は頭の左の方を指さしながら言った。
結衣の手さばきは凄かった。
結衣は少し顔を赤らめて言った
そんな話をするうちにもう終わっていた。
階段を降りていると、お兄ちゃんとあった。
お兄ちゃんは私をジロジロみる。
私はくるりと一回転させて見せた。
ワンピースの裾のレースがひらひらとなって
とてもかわいいんだ!
私たちは車に乗り会場へ向かった。
車を降りると先にママたちは着いていた。
私たちは久しぶりに揃ったから、相手が来るまでお話していた。
会話に花が咲き始めた頃、ノックした音が聞こえる。
隣にいる湊斗さんはぺこりとお辞儀をする。
それに合わせて、私たちもぺこり。
目つきとかがクール男子という感じ。
容姿はとてもスタイルがよくてスーツがよく似合う。
雨宮には負けるけどね!!
私は1歩前に出て
席は縁の席で右にママ、向かいに湊斗さんがいた。
ママ達は世間話とか色々盛り上げっていたけれど
私とりくとさんは黙々と出てきた料理を食べる。
食べ終わりおじ様が退屈そうな私に気づくと
勝手に話が進められていく。
私は慌てて立ち上がった。
チェンジングルームに向かって、私服に着替えた。私がカーテンを開けると、もう私服に着替えた湊斗さんがいた。
謝ったけど、一切そんなことは思ってなかった。
こっちはね、ファスナーとか、色々あって大変なんですっ!
2人っきりだ…
何話そう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!