第2話

2.初めての出会い
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2022/08/11 04:31
翌日、私はホームルームが終わったら急いで校門へ向かった。
着いた頃にはもうクルマが止まっていて、私に気づいた雨宮は助っ席から降り、ドアを開けてくれた。
雨宮
おかえりなさいませ
私は家に戻り、ちゃっちゃと着替えを済ませて雨宮を呼んだ。
いちか
いちか
着替えたよー!
しばらくして、メイドを連れてきた。
結依
結依
はじめまして、結衣と申します。
どんな髪型がよろしいですか?
初めて見る子がきた。
色白で髪の毛がふわふわしている。
いちか
いちか
軽く巻いて欲しい!
そしたら、この髪飾りをここに付けて。
私は頭の左の方を指さしながら言った。

結衣の手さばきは凄かった。
いちか
いちか
新人?
結依
結依
あ、はい。
そうです。
結衣は少し顔を赤らめて言った
そんな話をするうちにもう終わっていた。
結依
結依
どうでしょう。
いちか
いちか
完璧!
雨宮
では、行きましょう。
階段を降りていると、お兄ちゃんとあった。
お兄ちゃんは私をジロジロみる。
伊吹
本当にまだ入るんだな。
いちか
いちか
どう?
私はくるりと一回転させて見せた。
ワンピースの裾のレースがひらひらとなって
とてもかわいいんだ!
伊吹
いいんじゃね?
私たちは車に乗り会場へ向かった。
車を降りると先にママたちは着いていた。
ママ
あら、いちか、伊吹。
いちか
いちか
ママ!
パパ
また、背が伸びたな、伊吹
伊吹
ども
ママ
いちか、礼儀正しくね
いちか
いちか
うん!
私たちは久しぶりに揃ったから、相手が来るまでお話していた。
会話に花が咲き始めた頃、ノックした音が聞こえる。
おじ様
失礼します。
この度はお集まり頂きありがとうございます。
私は早乙女財閥の良平と申します。
こちらは跡取りの湊斗です。
隣にいる湊斗さんはぺこりとお辞儀をする。
それに合わせて、私たちもぺこり。

目つきとかがクール男子という感じ。
容姿はとてもスタイルがよくてスーツがよく似合う。

雨宮には負けるけどね!!
パパ
こちらこそありがとうございます。
こちらが長男、跡取りの伊吹と、
長女のいちかです
私は1歩前に出て
いちか
いちか
はじめまして、いちかです。
よろしくお願いいたします。
湊斗
湊斗
湊斗です。
よろしくお願いします。
ママ
それでは席に着きましょうか。
席は縁の席で右にママ、向かいに湊斗さんがいた。
ママ達は世間話とか色々盛り上げっていたけれど
私とりくとさんは黙々と出てきた料理を食べる。

食べ終わりおじ様が退屈そうな私に気づくと
おじ様
湊斗、服着替えて近くのショッピングモール行ってきたら?いちかさんと。
ママ
あら、いいですね!
雨宮、私服持ってきてる?
雨宮
もちろんです。
勝手に話が進められていく。
湊斗
湊斗
分かりました。
湊斗
湊斗
いくぞ。
私は慌てて立ち上がった。

チェンジングルームに向かって、私服に着替えた。私がカーテンを開けると、もう私服に着替えた湊斗さんがいた。
湊斗
湊斗
遅い…
いちか
いちか
ご、ごめんなさい
謝ったけど、一切そんなことは思ってなかった。
こっちはね、ファスナーとか、色々あって大変なんですっ!
2人っきりだ…
何話そう

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