第12話

路線変更 |終|
6,478
2018/02/07 09:49
Jimin ☓ Jin
(Jimin受け/Jin攻め)


【前回の続きから】
[❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿⑪もぜひぜひ🤙🏻🏳️‍🌈]




《Jimin目線です🌷🌷》

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JG「ご来場の皆様お待たせしました!!!!!これより、後夜祭にうつります!!!!!!!!」






ワアッと湧き上がる歓声。


ジョングクの声で後夜祭がスタートした。







ジョングクは後輩で、

後夜祭の司会に選ばれたんだって。







体育館のステージの上で

堂々としているグクを上のギャラリーから見る。







JN「ジーミン。」

JM「あ、ジン!」



僕の肩に手を回してきたジン。





JN「こんなところにいたなんて…。仕事終わって、探して走り回ってたのに笑」

JM「そうなの?笑 なんか、今日なんだなぁって思って…」

JN「ふふ。そうだね、もう、今日だ。」


JM「ジン!!」



身体をジンの方に向ける。



JM「頑張ろうね!」

JN「もちろん!」


ぼく達は拳を合わせた。






JG「おー!そこのお2人いいですね!青春って感じ!でも、話は聞いてくださいよー」



スポットライトがこっちに向き、


みんなが笑う。




JM「…見られてたね笑」

JN「やばい、ちょーはずい笑」









体育館の大時計を見る。


今は6:45。





僕たちの出番まで、


あと、


1時間。










JN「外出てよっか。」


JM「そうする、!」




なんとか緊張を紛らわすため、

外へ出る。






JN「緊張してる?」


JM「っ、、うん、。」


JN「大丈夫。僕もだから。」



ジンに手を掴まれ、

ジンの心臓に手を置かれる。





ドクンドクンドクンドクンドクンドクン。



すごい、早い…。




JN「早いでしょ?僕だって緊張してるんだよ笑」


JM「そうなんだ、、。良かったぁ、、。」



JN「うん笑 あ、そうだ、みんな集めて、最終リハしよう。」


JM「分かった!」







僕達が選んだ曲は、


SHINHWAの『Perfect Man』。




2人だと寂しいから、

ポスターを貼って、一緒に踊ってくれる人を探した。



そしたら、たくさんの人が来てくれて(ジンの人気のおかげでね)

僕とジンとバックダンサー10人で踊ることにした。


バックダンサーは選抜だ。







JN「みんないるー?」


「あ、いますよー」

「え、あいついなくね?」

「うわ、まじ?」

「ねぇ、ジン!1人休み!!」



JN「え、あ、まじ?」

JM「そ、そうなんですか?」


バックダンサーの人達によると、

ある1人が急な欠席、、らしい。









どうしよう。


このままじゃ。




もう、参加人数は提出しちゃってるし、

変更はできない。




JN「誰か探すしかない。僕はこの後夜祭にあんまり関わっていないから、何も出来ない。」


JM「そんな、、、。」











誰か、いないか。


必死に探す。





「あのさ、俺やるよ」



僕の後ろで声がした。


バッと振り向く。





JM「…テテっっ、!!!!!」




TH「いないんでしょ?俺やる。」



JN「何にも出場しない?」


TH「しない。もともとそんなつもりじゃ、なかったし。」


JM「で、でも、振り付けとか、、」


TH「本物の踊り方のまま?」


JN「そう。」


TH「じゃあ、できる。」




「わぁっ、!!」

「まじ!!よかったぁぁ」

「あいつ休むからなー」



バックダンサー達が騒ぐ。



これは、いい、のかな、?




TH「なに不安そうな顔してんだよ。ジミン。」



僕のところへ来て、

頭をつかまれる。




JM「うわぁっ、」


TH「俺に任せろ。な?」



ぐしゃぐしゃと髪をいじられた。


JN「じゃあ、お願いしても、いい?」


TH「おん。いいっすよ。」


JM「ありがとぉぉ!!!!」











腕時計をチラッと確認する。


7:10…。


あと、30分程度しかない。



JM「練習!練習しましょ!!!」


JN「よし!じゃあ、みんな体型について!」




「うーっす。」

「はーい!」

「がんばろ!!」




それぞれが出番に向けて、


意識を高めていった。














ある程度、練習ができ、

7:30頃。




JN「じゃあ、衣装にみんな着替えて!早くステージ向かうよ!」


JM「はい!」

TH「よし、。」

「はい!!」









準備はできた。





舞台裏で、みんなでそのときを待つ。










JG「ありがとうございましたー!いや、いいですね!キレッキレでしたねー!!!」


次、、だ。


閉ざされた幕の裏で、


ぼく達は急いで持ち場につく。





緊張する。




JG「では、次に参りましょう!」





あぁ、もう、はじまっちゃう。




JN「ジミン。」

JM「ん、あ、うん?」

JN「んっ」

チュッ。





ジンの唇が僕の頬にあたる。




JM「っっ、、///」

JN「リラックス。ね?」

JM「うん、、!」










JG「エントリーNo.12!ジン&ジミンさんで、SHINHWAのPerfect Manです!!どうぞ!!!!」




幕が一気に開き、

拍手が起こる。





「きゃぁぁっっ!!!」


「ジニヒョンー!!」


「あぁ、すてきぃぃ!!!」











音楽がかかり、


ジンの掛け声で始まる。











「きゃぁっ!!!」


「かっこいいぃっ!!!!」










ぼく達は

交互に歌い、

踊った。












全力を尽くした。




JM「내 품에 네가 이젠 쉴 수 있도록(僕の胸で 君がもう休めるように)」






曲が止まる。


それと同時に起こる拍手。




閉じる幕。




ステージから降り、

体育館裏で、

みんな騒いでいた。


JN「お疲れ様。」



いつものように肩に手を回してくる。


JM「お疲れ様っ!!!」



JN「楽しかった!!!」

JM「僕も!!!」




あ、テテ!


JM「テテお疲れ!あとありがとう!!」

TH「いいよいいよ笑 楽しかったし笑」

JM「んね!僕も!!!」

TH「俺らのあとの人たちで結果発表されるから、そろそろ行こうぜ。」


JM「あ、そっか。ジン!行こう!」

JN「おー!」









ガヤガヤと騒ぐ体育館に戻る。



JG「それでは、皆さんお待ちかねの発表ですね!!でーすーが!」


JN「え、なんだ、?」



JG「今回、審査員の先生方が結構迷っていましてですねー。どこが優勝かがまだはっきりしてないそうなんですー。なので、もうすこーし、お待ちくださいー!」



JM「うわぁ、焦らすなぁ…。」


JN「え、なに、焦らしプレイ好き系?」


JM「うわ、どんなこと聞いてんの笑」


TH「好きそうだよね、ジミン」


JM「え、好きじゃないし、!」


JN「今度やってあげますよ笑」


JM「いじわる!!」




マイクを持ったグクがステージの審査員席から戻ってくる。

JG「はい!では、結果発表をしたいと思います!!」



JM「…ゴクッ」




JG「まず、準優勝から!準優勝は…」




スポットライトがステージで動く。




JG「エントリーNo.4!モモさんとジヒョさんの2人です!」




湧き上がる歓声。



モモ「準優勝で本当に嬉しいです。ありがとうございます!!」


ジヒョ「まさか、取れると思っていたかったので、。ありがとうございます…。、!!」




深々とお辞儀をする2人。


その目は涙が浮かんでいた。







…取れるかな。。




JG「ではでは!優勝の発表です!!!!」


JG「優勝は…」





ドラムロールがかかり、

スポットライトがステージで暴れ出す。







ドン!
ドラムロールが止まる。




JG「優勝は」













JG「ジンさんとジミンさんのお2人です!」











わっと大きく湧き上がる歓声。




JG「さぁ、2人はステージへ!!!」


JN「ジミン。行こう!!」

JM「うん、!!!」






JG「お気持ちをどうぞ!」



JN「このような賞を頂けて、本当に光栄です、。ジミンと一緒に踊ってくれたバックダンサーの皆に感謝したいです。本当にありがとうございました…。」



泣いている、ジン。

僕も、涙が気を抜いたら出てしまいそうだった。




JM「まさかっ、、とれると、思っていなくて、、。うれしいです、っ、!みんな、ありがとうございました、!!!!!」



JG「ありがとうございました!では、お2人には賞金30万円とある権利が校長先生からプレゼントされます!」




校長先生がステージの端から出てくる。




先生「本当におめでとう。では、こちらを。」


JN「ありがとうございます、!」

JM「ありがとうございます!!!」



手には30万円と、

『自由授業参加権』と書かれた紙が渡された。








JG「2人にもう一度拍手を!!!!」




パチパチパチ…。
























・・・


JN「ジミン。ほら行くぞ!」

JM「うん!」






権利を手に入れたことでこの何日か、

とても充実している。






ダンスの授業には出て、

ほかの授業では

ジンと生徒会長室でイケナイことをしてる。









え、それはなにって?


決まってるでしょ。



いい言い方をすれば、

愛を深め合ってるの。











僕は感謝したい。



こんな僕を好きになってくれたジンと、


男を好きになる路線に変更してくれた

神様に。










END

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読んで下さりありがとうございました!


最後だけめちゃくちゃ長いですが、

それでも読んで下さって、嬉しい限りです😭🌸



今度は短編を出すとかしたいと思うのでよろしくお願いします ~ 🤙🏻🏳️‍🌈

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