第20話

476
2020/10/19 02:06





あの女の人達がルンルン気分で帰ってから少しして私もあの人たちがいる部屋に戻った。





本当だったらもっと色々見て回りたかったけど、



どうにもあの女の人達の言動に気分が悪くなってやる気がなくなった。
(なまえ)
あなた
はぁ…





長い階段を昇って無断でリビングに入る。
김 남준
김 남준
あれ?あなた、早かったね
(なまえ)
あなた
気分が悪いことがありまして…
김 남준
김 남준
??





リビングにはナムジュンさんが本を読んでいた。



ローテーブルにはコーヒーが置かれている。





他の人は居ないみたい
(なまえ)
あなた
ところで、他の人たちは?
김 남준
김 남준
あぁ、もう眠れないけど自室で少し休むみたいだよ。
김 남준
김 남준
俺は、なんだか眠れなくて…
(なまえ)
あなた
そうですか……




そう言って床に座り込む。
김 남준
김 남준
そこだと硬いだろ?ソファーにおいで
(なまえ)
あなた
いえ、多分ソファーには座れないと思うので、
김 남준
김 남준
そっか……





そんなことを話していたらふとあることを思い出した。
(なまえ)
あなた
そういえば、私って家族はいますか?



自分の家族の存在







何も記憶にないから家族がいるのかも分からない。
김 남준
김 남준
確か、ご両親と弟さんが居るって言ってた気がする。
(なまえ)
あなた
弟がいるんですね。
김 남준
김 남준
弟は僕らも知ってる子だよ。
김 남준
김 남준
ご両親には会わなかったけど、
(なまえ)
あなた
どうして弟をご存知なんですか?
김 남준
김 남준
僕らと同じアイドルだからだよ。




アイドル?
(なまえ)
あなた
私たちと同じアイドルなんですか?
김 남준
김 남준
うん、もうデビューして1年ぐらいだったかな?
同じ事務所で、あなたの弟だとは公表はしていないけど、
(なまえ)
あなた
そうですか…





アイドルの弟がいる。






ならその弟はどこにいるのだろう?



家族が死んだならすぐに私のいた病院に来るはず
でも病院の待合室にはこの人たちだけで家族のような人たちはいなかった。
(なまえ)
あなた
じゃあ、私は家族にも嫌われているんですね…
김 남준
김 남준
え、なんでそんなこと……



死んだ姉の元に来ない家族なんて居ないだろう。







なら、嫌われているとしか思えない。
(なまえ)
あなた
病院に家族の姿がなかったんですから、私の事なんて死んでもいいような存在なんじゃないですか?
김 남준
김 남준
それは、違う!!
自分のことを嘲笑うかのような声でそう言うと、今まで想像したこともないような大きな声でナムジュンさんは叫んだ。
(なまえ)
あなた
え?
김 남준
김 남준
あなたは日韓のハーフでご両親は日本にいる。
直ぐにここに来れないのは当たり前だろ?
김 남준
김 남준
それに、弟もまだ新人だけど今はツアー中で遠くにいる。
김 남준
김 남준
あなたの元にすぐ来れない理由があるんだ。



김 남준
김 남준
簡単に嫌われているなんて思わないでくれ…
虚しいじゃないか……


















(なまえ)
あなた
それ、あなたが言いますか?










to be continued…。

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