あなたside
何も知らされないまま会議室へと向かう。
一体何があるって言うんだろうか…
ただ、練習をしている姿を見に来ただけなのに、
なんだか嫌な予感がする。
それは私だけでは無いようで全員硬い顔をしていた。
ナムジュンさんがドアノブへと手を開かれるドアの向こうには、スーツ姿の男の人が2人座っていた。
どんな人かも分からないその人達はとても鋭く観察するように彼らを見る。
誰?
疑問を感じながらずらずらと会議室へと入る。
そう言いながら警察手帳を見せる2人
相手が警察であることに驚きを隠せないでいるようだ。
それは私ももちろんのこと、
どうぞと席へと促され全員が席に着く。
そう言うと眉間の方にシワを寄せる警察官
to be continued…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!