私の人生とても辛いものだったのだろう。
彼らの話を聞いているとどうしようもない怒りが沸きあがる。
自殺したくなるのもわかる
よくバレなかったな……
聞いた限りとても酷いことをされてきていた。
ファンの人なら見たらわかるようなものなのに……
上手いこと隠してきたんだろうな………
だから、記憶がないって言った時に少し安心したような表情をしたのか…
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誰も喋ることがなかった。
冷たい雰囲気のまま誰も動かず、音も立てない……
私は、この雰囲気に嫌気がさして深いため息をついた。
もう生き返ることは出来ない
体もどこにあるのか分からない。
そんな私に今何が出来る?
記憶のない私がこの世にいる意味を見つけることしか出来ないだろう……
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私は、私がなぜこの世にいるのかそれを知るためだけに動こう。
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この人たちを許すことは出来ないだろう
それは絶対……
だから、私はあなた達を利用して私の欲のために動く。
冷たい声でそう言った。
この行動も酷いことだろう
成仏する時に地獄にでも落ちるだろうな…
それでもいい……
疑問を解くことができれば私は後悔なんてしないから……
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。