BTSside
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え、誰?
廊下の方から聞こえてくる声はマネージャーの声とは違う。
それに、マネージャーは俺らが行かないと部屋には入ってこない
それに鍵だってかかってる。
生身の人間が入ってこられるわけ……
ガチャッ🚪
リビングに入ってきたのは黒いスーツを身にまとった男の人だった。
綺麗に手入れされている革靴をコツコツと音を立てて部屋に入ってくる
感心したような口ぶりで俺らをゆっくり見渡してあなたの方に目をやる
有無を言わせない速さであなたの元まで行きなんの躊躇いもなくあなたに触れる。
首元と膝裏を持ちお姫様抱っこをして出ていこうとする
そう言ってリビングのドアを通り抜ける。
やっぱりあの男も人間では無いのだ
急いであの男を追いかけて廊下にでる
そこには跡形もなく誰もいなかった。
ピンポーン
玄関でチャイムが鳴る
もしかしたらと思ってみんなで急いで玄関に向かう。
そこには、いつも通りのマネージャーが居てあなたの姿は無かった。
渋々、準備をして車に乗り仕事場に向かった。
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。