ナムジュンside
あなたが動かなくなって少しして部屋にジョングクが来た。
ずっと視線をあなたに向けていたらジョングクもそちらを見てうつ伏せになっているあなたに気がついた。
なんと言えばいいんだろうか、
寝ているような感じではない。
なぜなら彼女は幽霊
息をしない
絨毯に倒れているだけで全く動かない
言われてみれば、確かに……
最初は倒れているあなたの場所は絨毯が見えなかったのに
今はうっすらと体の向こう側が見えている。
.
ジョングクと2人困惑しながらあなたのことを見つめていたらほかのメンバーも続々とリビングに入ってくる。
メンバーも不思議に思ってあなたを見る
倒れている微動打にしないのだからみんな目を見開いて驚いている。
あなたと話したことは言わないことにした。
これといって理由はないけれど、でも何となく言いたくなかった。
そう、ここに置いておいてはあなたが良くても俺が良くない。
かと言って、あなたを抱えて運ぶことが出来ないし
これだけ普通に話しているのに全く起きる気配がしないから声をかけても意味が無い。
ピーンポーンッ
え、誰?
to be continued…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!