初めまして と声をかければ、誰もが僕を見て目を見開く。
アップテンポな洋楽がホール全体を包み込む。
ここはクラブ。
夜が深くなるほど人が集まる場所だ。
そんな所に今日も僕は足を踏み入れ
お酒を飲まずにしても楽しめるような時間を過ごす。
クラブに行く理由なんて、ほとんど 無い に近い。
ただ、一つだけあるとしたら………
👩「もうっ!!またこんな夜遊びして!!まだ未成年なんだから、もう少し未成年らしくしてなくちゃ」
🐥「ぬな……」
そう、君だけなんだよ
君だけ____
君だけが僕を心配してくれるんだ。
でも僕はそんな ぬな にどう見えているのかな___
僕は ぬな の愛が欲しいんだ
それだけなんだ_____
Prolog END.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。