そんないじめが続いた。
主にいじめるのはあやめと慶ちゃん以外の3人。
また殴られた。
アザできたな...
こんなのが続いた。
家に帰ってお風呂で思うんだ。
寝ようとした時。
ピコン
そう思いながら通知欄を見ると
慶ちゃん 大丈夫?
そのLINEを2度見してしまった。
「大丈夫?」
その言葉に涙した。
私は
大丈夫...!
って送ったら直ぐに既読ついて
リーダーなのに臆病でゴメンな。
そう来たんだ。
大丈夫だよ。
そう送るしかなかった。
朝が来ればまた虐められる。
そう思うと家から出たくなくなった。
夜中、リスカをしてしまう。
そうすることで少し楽になる。
傷跡は消えない。
心の傷と一緒で。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。