俺は待合室であなたの遺書を開けた。
この手紙を読んでるってことは死ねたのかな?
きっとみんな笑ってるんだろうな。
お望み通りに死にましたよ。
これでみんなは幸せ?
こんな私がいなくなって良かったでしょ?
お兄ちゃん...ごめんね。相談できなくて。これからも頑張ってね。
慶ちゃん...最後まで信じてくれてありがと。立派なリーダーだから安心してね
あなた。
そして封筒の中をもう一度見てみると
ボイレコ。写真。USBメモリー。
どれもいじめを決定するものが入ってた。
これは持っておこう。
あの4人に知られたら消されるから。
二宮さん到着しましたか、
俺は鋭い目付きに恐怖を覚えた。
翔くんがそういった。
冷静に戻ったのか二宮くんは
俺は黙って遺書を見せた。
二宮くんは黙って静かに涙を流した。
二宮くんは静かにそういった。
医師 無事に終わりました。目を覚ましても...記憶が無い場合もあります。
それだけ告げられてあなたの病室へ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。