瑞稀side
ーーーー数分後ーーーー
あなたを1人にするのは怖いから、隣で寝ることになった。
別になにもするわけじゃねえし。
俺は別にいいし。
.......あなたは狂ってるのか?壊れてるのか?
どっちにしろ、俺のせいだ。
俺がもっと早く近くにいれば。
もっと勇気があれば。
もっと聡君みたいに出来ていれば。
それなことが頭の中にずっといる。
俺のせいだ。
本当に申し訳ない。
明日、聡君にも言わねえとな。
それに、HiHiの全員を説得して、全員であなたを守らねえと。
💗💗はなにするかわからねえ。
ギュッ
え?
え?は?
今、あなたが大好きって言ったよな?
.......は?
しかも寝てるし。
こんな天使、もう傷つけたくねえな.......
俺たちが守らねえと。いや.......
俺が守らねえと。
俺はあの話を聞いた時から決めてたんだから。
こいつを守るって。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!