………………な訳無いじゃん
………もう俺ホント幸せ過ぎて死ぬぞ?
………あなたの事が好きだから
…………一緒に居たいからって、
付きまとってごめん
もう止める
絶対、あなたを振り向かせてみせる
少しくらい、
俺の事意識しろよ
あなたside
………どうしよう、私変な事聞いちゃった
…………カナヲには笑われちゃった
…………それ善逸のことが好きなんだよ、って
…………診察に付いてくるのが嫌じゃ無いのは、
私が少しでも一緒に居たいから。
今日一緒にお使いするのも、凄く嬉しかった
薬屋の裏の壁に背中が付く。
善逸はいつもより近く目の前にいた
………段々、もっと近くなって
…………バンッ!と言う大きな音とともに、
善逸は壁に両手を付いて私を囲んだ
…………怖い筈なのに怖くないのは、
私が善逸の事を好きだから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。