第484話

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2022/12/23 15:48










グク
グク
……おかえり
(なまえ)
あなた
た、ただいまぁ、、…










宿舎に帰るとすぐに



玄関の前で仁王立ちしたグクが出迎えてくれた











片眉をグイッと上げてこちらを見るグクは



明らかに怒ってて…












テテ
テテ
うわ…もしかしてグガ
ずっとここにいたの?
グク
グク
はい。
グク
グク
ヒョンが途中で電話切ったんで
迎えにも行けませんでしたから
テテ
テテ
はぁ…あなたさんは僕が連れて帰るって
言ったでしょ
グク
グク
俺はそんなの、認めてないです
テテ
テテ
なんでグガの許可がいるんだよ
グク
グク
あなたヌナは
"俺の" ヌナですから
テテ
テテ
グガ "だけの" じゃないでしょ?
グク
グク
っ……!それは…
ジミン
ジミン
あ〜!!!2人とも
やっと帰ってきた!!
(なまえ)
あなた
ジミン…!
ジミン
ジミン
2人でご飯食べて来たんだって?
ジミン
ジミン
グギがずっとイライラして
大変だったんだからㅎ
(なまえ)
あなた
そ、そうだったんだ……
ジミン
ジミン
それにしても
テヒョンアだけ、いいなぁ〜!
ジミン
ジミン
今度、僕とも一緒に行こうね?
もちろん、2人っきりで♡
(なまえ)
あなた
え…/
グク
グク
ヒョン…!そんなの…









テテ
テテ
ダメだよ
グク
グク
……!
ジミン
ジミン
え〜!なんでだよ!
テテ
テテ
なんでも
ジミン
ジミン
そんなのおかしいぞ!
テヒョンアだけなんて狡い!
ジミン
ジミン
狡いぞ〜!!!









リビングへと向かうテヒョンの後ろに



文句を言いながら着いていくジミン











リビングでも何か話したのか



他のメンバーの抗議の声も聞こえてきた











(なまえ)
あなた
💭テヒョン…大丈夫かな?
(なまえ)
あなた
💭次からはちゃんと
 皆んなに連絡してからにしよう…かな









次って…2週間後だよね



でも、皆んなになんて言えば…?











テヒョンとお出かけしてくる!…とか?



なんか…明らかにデートみたいじゃない?











でもテヒョンも、デートって言ってた…よね



いやいやいや!



デ、デートだなんて…とてもじゃないけど///








(なまえ)
あなた
💭言えないよ……////
グク
グク
…………









グク
グク
………ヌナ
(なまえ)
あなた
ん?//
グク
グク
ちょっと来て
(なまえ)
あなた
えっ…グク?!…









グクに腕を引かれ、連れてこられたのは



グクの部屋だった











グクは戸惑う私を中に引き入れると



そのままドアを閉めてしまって










(なまえ)
あなた
グク…今日のこと怒ってるの?
(なまえ)
あなた
連絡しなかったことは
本当に悪かっ…
グク
グク
…そうじゃないよ
(なまえ)
あなた
じゃあどうして…
グク
グク
連絡無いのは確かに…心配した
グク
グク
でも、ヌナが無事なら
それはもういいんだ
(なまえ)
あなた
グク…
グク
グク
だけど
グク
グク
…どうしてヒョンと2人でご飯なんて
行ったの?
(なまえ)
あなた
え?
グク
グク
俺、迎えにいくって言ったはずだよ
グク
グク
それがどうして
テヒョンイヒョンと帰ってくるの?
(なまえ)
あなた
っ…それは……
(なまえ)
あなた
ちょっと色々あってね!
成り行きって言うか…
グク
グク
色々って?










う"……何をどう話せばいいんだろう











スタッフさんから逃げようとしたところに



テヒョン(TXT)が来て、助けられた形になって











なんだか告白めいた事を言われてたら



テヒョンがそこに来て



ご飯に連れてってくれて…











でもテヒョン(TXT)のことに関しては



私の勘違いかもしれないし



私の口から勝手な事言うわけにはいかないよね










(なまえ)
あなた
えっと………色々?かな…
グク
グク
全然説明になってないけど?
(なまえ)
あなた
う………
(なまえ)
あなた
で、でも!
グクが心配するような事は無かったから!
グク
グク
俺が何を心配してるか
ヌナ分かってるの?
(なまえ)
あなた
もちろんだよ!
グク
グク
へぇ……
グク
グク
じゃあ、テヒョンイヒョンとは
何も無かったんだ?
(なまえ)
あなた
え?…何でテヒョン?
グク
グク
やっぱり分かって無いよねㅎ
(なまえ)
あなた
何がっ……っ?!//








グク……なんか、、近くない?//



私いつの間に、ドアに追い詰められて…









グク
グク
ヒョンとも、こんな近づいたの?
(なまえ)
あなた
えっ?///
グク
グク
……はっ
グク
グク
まさか……当たり?
(なまえ)
あなた
ちがっ……///
グク
グク
ヌナは嘘が下手だね
(なまえ)
あなた
っ……!//








背中にはドアがぴったりくっついていて



逃げ場なんて元々ない私を追い詰めるように



グクが両手を私の顔の横につく







グク
グク
この距離じゃ…
ご飯食べづらいんじゃない?
(なまえ)
あなた
グクっ……//
グク
グク
それとも…ご飯食べないで
"何か" してた?
(なまえ)
あなた
何かって……何もしてな……









その時……どうして思い出しちゃったんだろう



グクに私が、嘘なんかつき通せるわけないのに











どうしてテヒョンとのキスを



頭になんて浮かべちゃったんだろう











だけどそう思った時にはもう遅くて









(なまえ)
あなた
////……
グク
グク
は……マジなんだ
(なまえ)
あなた
っ……//
グク
グク
…………










目の前のグクは何かを感じ取ったはずで



絶対怒られるし



小言を言われると思って身構えていたんだけど











グクの瞳は怒りに揺れるどころか



寧ろ、光を失ってしまったように見えて



なんだか、胸が苦しくなる










ねぇグク、どうして?



どうしてそんな顔してるの?















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