第483話

🌼183
3,975
2022/11/14 22:11





テテ
テテ
はぁ…もっといたいのに
(なまえ)
あなた
え?
テテ
テテ
携帯ソレ 、ずっと鳴ってるねㅎ
(なまえ)
あなた
あ…








テヒョンが言うように、私の足元に置かれた携帯は



今もずっと着信を知らせていた











私…どれだけテヒョンに夢中で…//










(なまえ)
あなた
っ…ちょっとごめんね…
(なまえ)
あなた
📱…はい。グ…
グク
グク
📱ヌナっ?!
グク
グク
📱今どこ?!大丈夫?!
 何してるの?!









電話越しのグクの声は



凄く焦ってるように聞こえて











ちゃんと連絡しておけば良かったって



心配かけちゃったな……って



罪悪感でいっぱいになった











(なまえ)
あなた
📱グク…電話出られなくてごめんね
グク
グク
📱そんなのいいんだ
 今どこ?
グク
グク
📱TXTのところ迎えに行ったら
 もう帰ったって聞いて…
(なまえ)
あなた
📱うん。今ねご飯食べにきてて
 あ、でも1人じゃないから安心して
グク
グク
📱1人じゃないって…誰といるの?
グク
グク
📱まさかそっちで知り合った人
 じゃないよね?
グク
グク
📱知らない人には着いてっちゃダメって
あれほど…
(なまえ)
あなた
📱ううん。違うの…!
(なまえ)
あなた
📱あのね……
テテ
テテ
僕が話すよ
(なまえ)
あなた
え…あっ…








テヒョンは私の手から



ヒョイっと携帯を取ると



戸惑う私に『任せて』と口パクする










テテ
テテ
📱グガ、僕だよ
グク
グク
📱は?!テヒョンイヒョン?!
テテ
テテ
📱今あなたさんと一緒に
 ご飯食べに来てるんだ
テテ
テテ
📱もう少ししたら帰るから
グク
グク
📱…2人でですか?
テテ
テテ
📱うん。2人でだよ
グク
グク
📱ッ……どこですか?!
 今すぐ迎えに行きます!
テテ
テテ
📱迎えはいらないよ
 あなたさんのことは、僕に任せて
テテ
テテ
📱じゃあ、また後でね
グク
グク
📱っ…ヒョン!!…








電話口からは



何かを叫ぶグクの声が聞こえてたけど



テヒョンはそのまま、電話を切ってしまった











大丈夫…かな、、












テテ
テテ
…本当、呆れるくらい心配症だなㅎ
テテ
テテ
はい。ありがとう
(なまえ)
あなた
う、うん……








電話を切った後、少し困ったように眉尻を下げ



私に携帯を返してくれる









テテ
テテ
ねぇ、あなたさん
(なまえ)
あなた
ん?
テテ
テテ
変なこと聞くんだけど
(なまえ)
あなた
うん…?
テテ
テテ
グギって……"弟" だよね?
(なまえ)
あなた
えっ?……









テヒョンの言葉にドキッとした











彼の表情からは、何も読み取れなかったけど



"オトウト" その言葉の意味が



私には気になって…









(なまえ)
あなた
う……うん。
そうだよ
テテ
テテ
……だよ…ね
テテ
テテ
はぁ…僕、何聞いて…
(なまえ)
あなた
…テヒョン?
テテ
テテ
変なこと聞いてごめん!
テテ
テテ
じゃあ、帰ろっか
テテ
テテ
グギものすご〜く怒ってたしㅎ
(なまえ)
あなた
え……









グク……やっぱり怒ってた、、



帰ったらちゃんと、謝らないと








テテ
テテ
大丈夫。あなたさんにじゃないよㅎ
(なまえ)
あなた
え?
テテ
テテ
大切なヌナを連れてかれて
ヤキモチ妬いてるみたい
(なまえ)
あなた
ヤキモチ…?
テテ
テテ
これから僕
アイツからあなたさん奪うのか〜
テテ
テテ
殴り倒されそうㅎ









ふふっと微笑んで席を立つテヒョン



え…奪うって…私を?







テテ
テテ
僕もボクシング習おうかな〜








テヒョン……どうして?



そんなの絶対………勘違いしちゃうよ








(なまえ)
あなた
あっ….テヒョン、お金…
テテ
テテ
大丈夫。気にしないで?
(なまえ)
あなた
でも……
テテ
テテ
今日はデートだから
テテ
テテ
あなたさんと一緒にいられただけで
僕は嬉しいよ
(なまえ)
あなた
デ……っ////
テテ
テテ
ふふ…
テテ
テテ
2週間後も楽しみだね
(なまえ)
あなた
/////








テヒョン……私の勘違いなら



そんな顔しないで











そんな愛おしそうに、私を見ないで











胸が苦しくて



あなたが愛しくて



居ても立っても居られなくなりそうだから











(なまえ)
あなた
💭…テヒョン………好きなの









頭の中に自然と浮かんできた



思わず口をついて出そうになった愛の言葉を



グッと飲み込んで











彼の背中を見つめながら



自分でもどうしようもない衝動を



必死に抑えていた






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