「あ。媚び売り女が帰ってきた。笑」
「えー?" 隠れビッチ "じゃないの?笑」
「それは酷いって。笑 てかもうバレてる。笑」
いつだって。私は悪口を言われる運命なのか。
やってもいないことをやったやったと噂され。
思ってもいないことを思ってる思ってると言われ。
居場所が無いのか私には。
『……。』
「ねぇあのさぁ。いつも何も言わないけど何思ってんの?」
『…私が何を思おうが貴方には関係ない』
「そういうの本当ウザイんだけど」
『…っ……私には私なりの考えがあります』
「へ〜…だったらそれ言ってみなよ」
『貴方には関係ないとさっき伝えたはずです。』
「あのさぁ!!言ってあげてんじゃん何回も!!
そういうのがうざいって!!!」
「はい水!」
「ありがとぉー!!」
______バジャァッ
「ふははははっ。笑 地味子はそれが似合ってるー!!」
見て見ぬふりするやつもいれば
この時間だけどこかに行く奴もいる。
みんな誰もこの人には逆らえないんだ。
もし。ここで私が逆らったらどうなる?
また悪口を言われる?
そうやって私も恐怖を抱えているんだ。
『……っ泣』
「地味子泣いてんの?笑 ウケる。笑」
『……ふっ。笑…勝手に笑ってろブス。』
「なっ?!?!」
さっ。明日からどうしようか。
いじめ酷くなるだろうな。
まぁでもちょっとはスッキリしたしいいかなぁ、
もしこの先悪夢だらけだとしても
中島は救ってくれるだろう。
ってなんで私中島のこと考えてんだ?
『…寒っ。着替えて帰ろっ……』
明日どうすっかな〜…
前髪あげてこうかな……
でもなぁ……
『もうちょいこのままでいようかな。
なんだかんだ言ってこっちの方が勉強熱心になれるし落ち着くし。』
_____ガラガラッ
『え?!?!?!』
??「は?!?!?!?!」
『なんで余計に見んだよ!!あっち向けよクソ!!!』
??「あなたのなんだからもっと収めておかなきゃ!!」
『ふざけんな中島!!!!』
中島「そもそもなんでそんなに濡れてんの。
水かけられた?」
『なんで知ってんの。ストーカー?』
中島「ちげぇよ!!!」
『とにかく。あっち向いてて』
中島「ん。」
『はぁ……』
中島「…っ///// ちょっと待って好きな奴が後ろで着替えてるって思うと…/////」
『でてけ!!!変態野郎!!!!!!』
_____ビシャッ!!!
菊池「中島〜?ま…だ……」
中島「やばーーーいっ!!!/////」
菊池「…は?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!