第2話

#2
755
2018/08/23 06:00
春乃side
あなた
…翔…くん
櫻井翔
やっぱりはるだ!

あなたは、クスッと笑って歩み寄ってきたんだ。


びっくりして、その場を動けなくて
櫻井翔
久しぶりだな
あなた
…うん
上手く顔を見れなくて、上手く話せない
櫻井翔
あ、そうだ!
翔くんは、何かを思い出したような顔をした。
櫻井翔
遅くなったけど,合格おめでとう
あなた
…えっ
櫻井翔
ずっと言ってたもんな,この大学行くって。
ぁあ、そういえば…
相葉雅紀
春乃お待たせー!
思い出そうとしたら、雅紀の声に遮られた。


すぐに雅紀は、誰?って顔をした。
あなた
あ、1つ上の…先輩で…
櫻井翔
櫻井です
相葉雅紀
初めまして,相葉雅紀です。

二人が笑顔で挨拶をする。

そんな光景にちょっとだけ、変な感覚がした。
櫻井翔
じゃあ,俺行くわ
翔くんは、雅紀にも会釈をして去っていった。




それは、突然で。

何が起こっているのかが、分からないくらいで。
相葉雅紀
春乃?
あなた
…あ、なに?
相葉雅紀
すごい顔してるけど,大丈夫?

心配そうに顔を除きこんでくるあなたに、すぐに引き戻された
あなた
大丈夫大丈夫っ!ごめんね。

笑ってそう言うと安心したのか、あなたにまで笑顔が伝染したの
相葉雅紀
なんか、食べに行こ
あなた
うん。
差し出された手を握って、桜が降る道を歩いていく。



今のわたしには、雅紀がいる。

隣で優しく笑っていてくれる。

それだけで、わたしは幸せなんだ


……To be continued

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