第14話

#14
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2018/08/23 14:21
雅紀side
相葉雅紀
…春乃…!春乃ってば!
あなた
え、あ、なに?
さっきから、いや。


少し前から春乃の様子がおかしい。


上の空っていうか、考え事してるっていうか。


多分、お見舞いに行ってから、かな
相葉雅紀
具合悪い?
あなた
ううん。大丈夫。ごめんね
って君は笑うんだ
櫻井さんと何かあった?


って、聞きたいけど、聞けなくて。



もしかしたら、他のことかもしれないし
あなた
雅紀?
相葉雅紀
あ、ごめん
あなた
雅紀こそ大丈夫?
って、2人して何かを考えてるんだ








相葉雅紀
…こんにちは
小さな声で、カーテンを開けた。
櫻井翔
あ、相葉くん
ベッドで本を読んでた櫻井さんが顔を上げた。
相葉雅紀
突然すみません…
櫻井翔
大丈夫だけど1人?
頷くと何かを悟ったみたいに笑った
櫻井翔
座れば?
相葉雅紀
はい。
櫻井さんに直接確認しようと思って来てみたものの、なかなか言い出せなくて
櫻井翔
話あるんじゃないの?
相葉雅紀
…えっ?、
櫻井翔
はるの事でしょ?
あっ、やっぱりバレてた
櫻井翔
なんかあった?はると
相葉雅紀
なんかあったって訳では無いんですけど。
今まで感じたこと、春乃の様子を伝えたんだ。
相葉雅紀
櫻井さんと関係が無ければ全然いいんですけど、なんか気になって
櫻井翔
そっか。
櫻井さんは、ベッドに座り直して、こう聞いてきた。
櫻井翔
はるから離れたりしない?
相葉雅紀
へ?
櫻井翔
相葉くんは、知らないと思うから。はると俺のこと
やっぱりなんかある
櫻井翔
相葉くんが離れないって約束するなら、話す
相葉雅紀
します。約束!
櫻井さんは、笑って、
櫻井翔
よかった。悪いのは俺だから
そう呟いて、話してくれた。

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