それは、突然だった。
前の捻挫は治りかけているものの、
まだ痛むので訓練を休んだ今日この頃。
…兵長、どこにいるんだろう…
訓練場にいなかったし…
なんてぐるぐる悩みながら、
包帯を変えようと医務室の前に着いた。
そうため息をついて、ドアを開ける。
…それが、間違いだった。
ドアを開けて、私は固まってしまった。
…「上裸の兵長」が、そこに居たからだ。
さらに、下に目線を向けると………
バタン
今目の前に見えたものをシャットアウトするため、
時を戻すようにドアを閉める。
…ん?
今のは…傷だらけの背筋?
それと…
ゴンッ!!!
いや、夢だ。
ドアに頭ぶつけたけど痛くない。たぶん。
…だって、これはあまりにも都合が良すぎる。
夢。夢。
そう夢!!!!!!!妄想!!!!!!!!
頭を重心にドアに寄りかかっていると、
突然ドアが開き中に倒れ込む。
…そして
兵長の胸筋に、倒れ込んでしまった。
…あ
爆発しそう………
放心状態の私を半裸のまま抱きしめながら、
兵長はそっとドアの鍵をかける。
チュッ
してほしいこと?
そりゃあ山ほどある。
私にだって性よ……はあるのだ。
でも…なんというか…
困惑する私をドアに押し付け、
私の背中に手を回す。
私服だったのが仇となった。
…シャツの中に、ゆっくり手が入っていく。
兵長は慣れた手つきでボタンを下から外していき、
もう片方の手を私の背中に沿わせた。
その手は、徐々に下着の肩紐をずらして…
とてつもなく息切れしながら起き上がると、
そこは医務室のベッド。
あ、あれ…
今のは…
………ハッ!!!!!
「夢」か!!!!!
アブナイ…
危うく、兵長に犯されるとこだった…
ふと隣を見て、気づく。
隣で美しく寝ている兵長。
そして、自分のシャツのボタンが
ほとんど開いていたこと……
ゆ…
夢、だよね…???
ー数時間前ー
肩紐をずらしただけだというのに、
あなたの下の名前は真っ赤な顔で気絶している。
…遊びすぎたな
こいつの耐久力の問題もあるだろうが。
あなたの下の名前を抱え、医務室のベッドに寝かせる。
…本当に男慣れしていないらしい。
過去に男付き合いが無いとは確信できるが…
こいつの反応が、気絶で終わるのは不満だ。
…仕返ししておこう
あなたの下の名前が起きないよう、慎重に上からボタンを外す。
…チッ、やはり治ってやがるな
仕方ねえ…
ガブッ
ネタ提供ありがとう
名前は出さんけどアイラブユー
ピザたべたい













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!