わたしはもちろんダンスだ。
発表は1週間後。
みんな必死に練習をはじめた。
そして1週間後。
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ジアもダンスだった。ジアは韓国メンバーの中で一番ダンスが上手い。言えばわたしよライバル。
わたしはみていてすごいと思ったし、観覧の人も歓声を上げていたのに。
みんな静かになった。こんなうまかったのに、厳しいって、、デビューまで遠いな。
ほかのみんなのステージももちろんきつい言葉をもらっていた。わたしもいわれると思う。でもこころから踊ろう。
ステージは暗くなる。わたしが小さい時から頑張っていたジャズを踊る。
表情。動き。角度。
意識しながら踊る。どう見せたらパクさんに本気が見せられるか、すごく大事だ。
曲が終わると、観覧の人は歓声を上げた。
席へ戻るとジアが
と言った。
初回放送はなんと視聴率30%超え。
高評価をもらったわたしはさらに人気に。
さぁ、勝負はここからなんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。