西畑「あなたちゃん、」
「へ、?」
西畑「え、?」
「…びっくりした…、どした、?」
西畑「いや、…余った木材持ってくから」
「あ、ありがとう、!私も行くね」
西畑「ありがと」
「西畑って、案外優しいよね笑」
西畑「え?」
「あんなこと言ったのに普通に接してくれるから😂」
西畑「いや…」
「西畑っ、」
西畑「ん、?」
「ありがとう笑」
西畑「っ…///」
西畑「なんやねん急に…//」
「あはっ笑照れてんじゃん笑」
西畑「ホンマにうっさい…笑///」
道枝「あなた帰んぞ~」
「5分だけ待って、!」
道枝「お~…」
西畑「道枝…くん、?」
道枝「え?」
西畑「あなたちゃんと付き合ってるんやんな?」
道枝「いや…」
あ、…そういう設定をいつしか作ったわ…
道枝「うん、付き合ってる」
西畑「へ~…」
道枝「狙ってたりする?笑」
西畑「そんなとこかな~」
道枝「は?」
西畑「え~…怖い怖い笑そんなわけないやん笑」
道枝「あそ…」
「駿佑おまたせ、!」
西畑「あなたまたね」
「ぁ、うん、!また明日」
「長尾ちゃんは?」
道枝「知らん」
「知らんって何、笑」
道枝「別に、」
「…、」
「教室見てくる」
道枝「…あぁっもう、!…今日塾やで先帰ったんや。今日、水曜日やろ」
「あ…そっか、笑…」
道枝「…」
「…ねぇ、なんでそんなに怒ってんの、?」
道枝「…」
「しゅん、」
道枝「あれだけ西畑と仲良くすんなって言ったやんな、?…」
「へ、…」
道枝「…あなたさ…昔から鈍臭いんやって、…」
「…、」
道枝「中学ん時1回あなたに告白したのに覚えてんかった…。ああやって器具室でセックスしたのも…」
道枝「そういうとこが腹立たせんねんッ…、!!」
道枝「なんやねんッ…、!!ホンマにッ…」
「…、、、」
道枝「いい加減気づけよッ…、!!」
「っ…気づいてるよ、!!!」
道枝「…は、?」
「気づいてたよ、!!…」
「…、、しゅんのこと分かってるつもりだよ…」
「でも…私はしゅんじゃない人を好きになったの…」
「…、、もう…西畑と話せないより…駿佑と一緒にいれない方が寂しいよ…」
「怒んないでよ…」
道枝「…」
「告白されたのも…覚えてる…。」
「覚えてるけど…覚えてないフリした…」
道枝「…ごめ…」
「…ううん…」
道枝「…あなたがアイツと付き合ってても、…俺はあなたのこと好きや…」
「…、ありがとう」
道枝「…」
「駿佑さ、…モテるんだから、!…、」
「…いい人見つけなよ、!?」
道枝「…あなた以外にいねーよ笑…」
「…いるから、!笑…」
道枝「あなた、」
「ん、?…」
道枝「大好きやよ」
「うん…、、」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!