ソーとはこの前のジェットの中で自己紹介は終わらしていた。初っ端からめっちゃ色んなこと自慢されたんだけどね。
少し深刻そうな顔をして話すソーを見て、あなたは不思議に思っていた。
そうなのか。とソーは言う。
それからしばらく、ソーと話していた。
パーティーが始まって長い時間が過ぎた。
お酒は飲めないがノンアルを飲んでたりしてみんなに溶け込んでいた。
パーティーはいつの間にか終わって、みんな帰って、アベンジャーズメンバーとチョ先生とマリアさんとローディ大佐だけが残ってみんなで二次会をしていた。
そのソーの一言でソーのハンマーを誰が持ち上げるか選手権が始まった。
クリント失格。
トニー失格。
それから片手にアーマーをつけたり、ローディ大佐と一緒に持ち上げようとしたりしても上がらなかった。
ぶざけてハルクの真似をしたバナー博士は大滑りしていた。それは真面目にだめだよ、バナー博士笑
ソーはみんな気づいてないようだったが、少しだけ動いたのだった。私は映画見てるのでね?分かってた。だが、その後は動かず、キャプテンも失格
ハンマーを握り、思いっきり持ち上げたがぴくりとも動かなかった。
この時は自分でも気づいていなかったが、ソーは気づいていた。キャプテンと同様少しだけ動いていた。
ソーがそう言うと
みんな、不満そうな声を出して文句を言ったり、笑いあったりしていた。
突然、耳障りな高音が部屋中に響きわり、ラボから壊れかけのロボットが来た。
ロボットは淡々と話していく。
眠っていたなどノイズが響く、人を殺めたなど。
そして、誰の手先かと問うと
スタークが世界の平和を守るためにアーマーを作ったという音声が流れた。
徐々に皆、警戒態勢をとっていく。
あなたも高いヒールを脱ぎ、ウルトロンに向き合う。
ウルトロンの合図で一斉にスタークのアーマー達が飛び出してきた。
私は凄い速さで向かってきた1体のアーマーに飛ばされた。間一髪で受け身をとり、体制を整え、1体を能力で真っ二つにちぎった。
ソーが倒したアーマーが半分になってもなお動き、チョ先生を狙っていた。
それを止め、握り潰すかのように砕いた。
タイミングよく、スタークが落ちてくるのを見て、受け止めてあげた。あ、能力でね。
ソーがハンマーを投げ、壊されてしまった。
部屋の片付けをし、着替えたりしてラボへ集まり、先程のウルトロンの言葉について意見を述べていた。
バナー博士は怒り任せに破壊していると語った。
すると、人相変えたソーがトニーの首をつかみ怒りを露わにしていた。
ソーがアーマーの後を追ったが見失ってしまった。しかも、ロキの杖を持って。
スタークは突然笑いし、ウルトロンの必要性、自分がワームホールに行った話などをしていく。
あーあ、私逃げよ。
逃げるように後にし、屋上に行った。
私はこっちに来て思ったことがある。
今までは画面越しで彼らを見ていた。だが、今画面を越え、隣に私が立っている。
なので、1枚向こうの壁を越えるとこんなに違う感情になるのかと思った。
皆が言い合う所を見るとちょっと嫌。
私はもうこれからの結果を知っているのにそれを未然に阻止しようと思わなかった。
確かに原作は変えてはダメだけど、多少は変えても問題ないだろう。だから、ちょっとずつ変えている。
でも、何だろうこの気持ちが悪さは。
私は元々この世界の人じゃないから、いざ離れることになったらただをこねるかも。
自分の弱さを見られたくないという一心でクリントの横を早々と通り過ぎた。
しかし、左腕を取られ後ろに引っ張られ、クリントに抱きしめられた。
しばらく、気持ちが落ち着かなかった。
クリントがイケメンすぎて
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。