『言っちゃた』
希海「凄いじゃん」
『会わせる顔が無い。』
希海「隣だし会う可能性は高いよね」
『希海泊まらせて』
希海「今日は幼なじみ来るから」
『また今度止まらせて?』
希海「了解」
家に着いたひな
『大吾くん?』
西畑「ひな」
『何してんの?』
西畑「みんながひなと話したいって」
『ごめん。やる事合ってさ』
西畑「みんなに言っとくわ」
西畑「それとさ、昨日の好きって」
『なんもない、忘れて』
それから1ヶ月
西畑「俺、引っ越す事になってさ」
『…そうなんだ』
西畑「部屋間違って入んなよ?」
『入らないよ』
それから1ヶ月後
ひなの隣に新しい住人か住み始めた
\ピンポーン/
『はーい』
遥斗「今日から隣に住み始めた新田遥斗です。よろしくお願いします」
『成瀬です』
遥斗「あの、」
『はい』
遥斗「この辺初めてでスーパーの場所分かんなくて」
『これから買い物行こうと思ってたんで案内しますよ』
遥斗「ありがとうございます」
『新田さんは何歳なんですか?』
遥斗「23です」
『1つ下だ』
遥斗「先輩だ」
『違うよ笑』
遥斗「成瀬さんは彼氏とか好きな人とか居ないですか?」
『彼氏いない歴=年齢だからさ私』
『好きな人は居るよ。その人も彼女いない歴=年齢でさ その好きな人は幼なじみでさ今でもずっと好きなんだ』
遥斗「そうなんだ」
『新田さんは?』
遥斗「俺も成瀬さんと同じです でも好きな人は幼なじみ兼女優で叶うはずないのにって」
『そっか』
西畑「ひな?」
『あ、大吾くん』
西畑「彼氏?」
『あ、今日から私の家の隣に住み始めた新田遥斗くん』
西畑「…へぇ〜」
遥斗「さっき言ってた幼なじみさん?」
『そう』
遥斗「確かに、俺と同じで叶わないですね」
『でしょ?あ、行こ』
遥斗「はい」
西畑「グイッ))おい」
『なに』
西畑「距離近い」
『…離して』
西畑「俺も行く」
遥斗「3人で行きましょ」
『ごめんね』
遥斗「全然」
『なに』
西畑「別に」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!