第18話

”コーディネート。”
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2022/02/11 08:15
_羽瀬@はせ__冬馬@とうま_
羽瀬はせ冬馬とうま
さぁ、着いたよ
そっと私の手を離す。

冬馬に連れられた先は───。
_宮原@みやはら__明日香@あすか_
宮原みやはら明日香あすか
ショッピングモール!?
此処のショッピングモールは最近できたばかりで名高い。
私もまだ入ったことはないが、この前しーちゃんが「中も広くて凄く良かった!」と教えてくれた。
_羽瀬@はせ__冬馬@とうま_
羽瀬はせ冬馬とうま
入ろ
_宮原@みやはら__明日香@あすか_
宮原みやはら明日香あすか
う、うん
共に足を踏み入れる。
ウィーン、と両サイドに自動ドアが開いた。自然と私達を招き入れるかのように。

中には沢山の店舗が揃っている。
流石だ。最近できたばかりだけある。
_羽瀬@はせ__冬馬@とうま_
羽瀬はせ冬馬とうま
僕が行きたいのはここ
そう言って指をさした方向には洋服店が見えた。
もしかして冬馬は買う服を悩んでて、それを私に選んでほしいのかな?
でもそれだと兄である凌斗に頼めばいい話か。
一体、何が目的なのだろう。
思いながらもその洋服店を目指して歩いた。
***
_羽瀬@はせ__冬馬@とうま_
羽瀬はせ冬馬とうま
これとかどうかな?
_宮原@みやはら__明日香@あすか_
宮原みやはら明日香あすか
え、えっと...
洋服店に入ったのはいいものの、何故か私が冬馬に服を選んでもらっている。彼本人によると私に服をプレゼントしたいのだとか。

別にいいのに。そう遠慮しても「いいって」の一点張り。だから言葉に甘えた。───が、やはり異性に選んでもらうのには戸惑ってしまう。
どうしたものか...。
_羽瀬@はせ__冬馬@とうま_
羽瀬はせ冬馬とうま
取り敢えず着てみてよ。
絶対明日香ちゃんに似合うと思う。
何着か私に手渡して試着室へ誘導した。
カーテンを閉めてハンガーからケーブル柄ロング丈ニットワンピを外す。

凄く可愛い。...けれど私なんかに似合うのかな。
試着をする前から頭の中に不安が過る。でもせっかく冬馬が選んでくれたんだ。着ないと。
1分もかかるか、かからない間に着替えが終わる。

全身鏡で身だしなみをチェックし、緊張しながらもカーテンを開けた。

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