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第28話

ユンギヒョンと早口言葉
―ユンギside―


朝飯を食べ終わったあなたを呼ぶ。
ジョングガは他のマンネラインに構われていた。
ユンギ
ユンギ
ジョングガ、あなた借りる。
ジョングク
ジョングク
ラップ練習ですか?
ユンギ
ユンギ
そ。
あなたは練習すればラップ上手くなると思う。
今のところボーカルラインに割り振ってるが、
もしかしたら将来はラップラインに……

そう思いながらあなたに声を掛ける。
ユンギ
ユンギ
あなた、練習行くぞ。
(なまえ)
あなた
はいさ〜
練習室に入るとあなたはキョロキョロしている。
慣れない場所に来た小動物みたいだ。
ユンギ
ユンギ
じゃあチャユ、これが歌詞。
(なまえ)
あなた
文字のゲシュタルト崩壊や……!
コピー用紙にギッシリ書き込んだラップ。
あなたの為に徹夜で作成した自信作だ。
音楽を流してやると、小さく口ずさみ出す。
ユンギ
ユンギ
変則フロウか。
フロウとは歌い方や言い回しのこと。
あなたのフロウは独特な癖があった。
これは変則フロウと言って個人の味として武器になる。
ユンギ
ユンギ
上手くライムを使え。
ライムは韻を踏む事だ。
俺の作った歌詞で韻を作って踏んでるけども
アクセントの位置を間違えればただのお経だ。

途中で姿勢を正してやりながら練習を続ける。
(なまえ)
あなた
はッ……どう??
ユンギ
ユンギ
目を閉じて聞けば完璧だな。
練習を始めて約二時間。
踊ってないのに汗だくなあなたが座り込む。

目を閉じて聞けば、完璧にイケてるラップだ。
ただ雰囲気と歌詞が合ってない。
それが猛烈に違和感を感じさせる。
ユンギ
ユンギ
あなた。
どう見られてるかを考えるな。
どう見せたいかだけを考えてろ。
(なまえ)
あなた
は、い……!
自分のイメージをしっかり持っていれば、
自然と体も表情も声も着いてくるからな。

俺の話に真剣に耳を傾けるあなた。
(なまえ)
あなた
もう一回、通しでやる。
ユンギ
ユンギ
その前に水飲んどけ。
水を飲ませて、もう一度音楽を流す。
イントロで集中するように目を閉じたあなた。
マイクを口元に寄せた時、少し空気が変わった。

俺は思わずニヤけるのを抑えられない。
(なまえ)
あなた
꿈이 없다면 인생은 쓰다.
ユンギ
ユンギ
ふは、キヨウォー。
多分だけど、俺をイメージしているあなた。
一生懸命やる姿が可愛い。
よちよち歩きの弟を見守る兄の気分だ。

ああ、似てるよ。
きっと段々ラップも上手くなっていくはずだ。
(なまえ)
あなた
ユンギヒョン、どうだった!?
ユンギ
ユンギ
格段に良くなった。
偉い偉い。
頭を撫で回すと照れたように笑うあなた。

息抜きがてら遊んでやることにする。
ユンギ
ユンギ
早口言葉するか。
(なまえ)
あなた
練習にもなるねー。
ユンギ
ユンギ
서울특별시 특허허가과 허가과장 허과장
(なまえ)
あなた
はやっ!?
これは有名な早口言葉だ。
ソウル特別市 特許許可課 許可課長 ホ課長。
試しに言ってみればあなたの目が見開いた。
(なまえ)
あなた
ソウル特別市 特許許kッ〜だぁ!
ユンギ
ユンギ
だぁって何(笑)
地団駄を踏むあなたに笑う。
完全に舌噛んだろ、今の。
悔しいようで何度も繰り返すのが面白い。
(なまえ)
あなた
ソウル特別市特許許可課
許可課長ホ課長!!!!よし!!
ユンギ
ユンギ
ひゃっひゃっ
ホソク
ホソク
何楽しそうな事やってんの〜?
ぞろぞろとメンバーが入ってくる。
そのまま早口言葉大会にまで発展した。

些細な事でもすぐに騒がしくなる俺達。
SNSに騒ぐ様子をアップしておいた。


BTS早口言葉大会がトレンド入りしたのは
まぁ言うまでもない。