無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第33話

末っ子、出稼ぎへゆく2
―パンPD side―


BTSのマネージャーから連絡を貰った。
何でもチャユがアルバイトをしたいとか。

流石にコンビニでバイトは止めてくれて助かった。
しかも今は溜まっている雑務がある。
まぁ子供の小遣い稼ぎくらい付き合ってやろうと思う。
(なまえ)
あなた
PDニム!来ました!
屈託ない笑顔で飛び込んでくるチャユ。
こう見ると、割と懐かれているなと思う。

俺は机に書類とホッチキスを準備した。
パンPD
パンPD
チャユ、アルバイトの時間だ。
この書類をセットで綴じて欲しい。
(なまえ)
あなた
了解(`・ω・)ゞ
パラパラ、パチパチ。
書類を捲る音とホッチキスを止める音だけが響く。
チャユの顔は真剣そのもの。
意外と真面目に仕事をこなす様子に感心した。
(なまえ)
あなた
ふーん♪ふーん♪
楽しくなってきたのか。
チャユから鼻歌が聞こえ始める。
流石にアイドルなだけあって鼻歌も上手だ。
しかも手はスピード良く動き続けている。
チャユの前から書類の山が消えたら、次の書類を。
自分の仕事をしながらチャユの鼻歌を聞く。
その繰り返しで気が付けば一時間が経っていた。

予定していた書類綴じも全て終わっている。
パンPD
パンPD
驚いた、こんなに有能とは!
(なまえ)
あなた
書類綴じは誰でも出来ますよー。
照れたように笑うチャユに茶菓子を出してやる。
少し休憩をさせよう。
時間があるようなら次の仕事をお願いしてみたい。

俺の頭は次々と計画を練っていった。
(なまえ)
あなた
PDニム、美味しい!
パンPD
パンPD
そうか、美味しいか。
なんだろうな。
甥っ子の面倒を見ているような気分だ。
目を輝かせて茶菓子を頬張るチャユを見る。
うん、小さな子供が手伝いしてご褒美をもらう。
アルバイトというよりそんな光景だな。
パンPD
パンPD
チャユ、次の仕事を頼んでもいいか?
(なまえ)
あなた
はいよー!
レベルアップして、データの打ち込みを頼む。
チャユには全く分からない内容だろう。
書類の通りにパソコンに打ち込むだけの仕事。
単調だから誰もやりたがらないし、割と溜まりやすい。
何故か人に頼むと入力ミスばっかりだしな。
パンPD
パンPD
これを、この通りに打ち込んでくれ。
(なまえ)
あなた
はーい。
また、最初のうちは沈黙。
カタカタとキーボードを打つ音だけが響く。
それにしても驚いた。
最近の子はタイピングが早いんだな……。

ものの数分で、またチャユの鼻歌が始まる。
(なまえ)
あなた
どぇごぱ のえ おっぱ〜♪
今度は割とハッキリ歌っている。
BTSの新曲だな、ノリノリで楽しそうだ。
そういえば確か今回のアルバイトの件も、
メンバーにプレゼントする為のお金が欲しいと。

うん、仲良くやっているようで何より。
パンPD
パンPD
チャユ、グループは楽しいか?
(なまえ)
あなた
はい!
毎日が騒がしくて、楽しいです。
パンPD
パンPD
そうか、良かった。
ニコニコと作業を続けているチャユ。
やはり仕事が早い。
今日の報酬は割増だな、これは。

そしてチャユの鼻歌を聞いていて思いついた。
新しい仕事がある。
ちょうど事務所も困っていた内容の仕事だ。
パンPD
パンPD
チャユ、頼みがある。
デモ音源のレコーディングだ。
デモ音源のレコーディング。
今までは雇ったアーティストに頼んでいた。
だが、少し問題があった。
外部に先行して情報が漏れる場合があるのだ。

事務所の人間であれば、あまり心配しなくていい。
チャユの人柄なら尚更のこと。
他人とあまり関わりも無いし、言いふらす子でもない。
(なまえ)
あなた
PDニムは俺で良いんですか?
パンPD
パンPD
あぁ、チャユに頼みたい。
場数を踏む事も大切だ。
チャユを育てる環境には持ってこいだろう。
それに、雑務よりも正当な報酬が出る。
パンPD
パンPD
どうだ?
(なまえ)
あなた
もちろん、お願いします!


こうして、チャユと契約を交わした。
雑務も引き続き手伝ってくれるらしく、有難い。

可愛い甥っ子の様なチャユ。
チャユの口から聞くBTSのメンバーも、可愛い。
俺が選んだ子達だからな。
必ず素晴らしいアイドルに育ててみせよう。