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第9話

妖精ではない
ジョングク
ジョングク
あなた、帰ろ。
テヒョニヒョン下に着いたって。
(なまえ)
あなた
おお、ジーザス……
神よ、俺が何をしたと言うのですか。
ついに恐れていた放課後が……来てしまった。

グゥ、俺が人見知りって知ってる?
ジョングク
ジョングク
ほーら、行くよ。
(なまえ)
あなた
ドナドナ……
グゥから引き摺られるように教室を出た。
2人で廊下を歩いていると、いつもより視線が
集中して俺達を見ているような気がした。

自意識過剰?
(なまえ)
あなた
なんかめっちゃ見られてる。
ジョングク
ジョングク
俺がSNS投稿したからじゃない?
公式公認・親友ってか。
遠慮無しにカメラを向けてくる人もいる。

やめて!見世物じゃないわよっ!
(なまえ)
あなた
酷いわ…私が何をしたって言うの?
ジョングク
ジョングク
ちょ、やめて(笑)
鞄からハンカチを取り出して目元に当てる。
裏声で非難の声を上げると、グゥが撃沈した。
ごめんね、ふざけないとやってらんないの。

そうしている内に下駄箱に着いた。
靴を履き替えて校門まで歩いていると……
(なまえ)
あなた
おふ、何かオーラが凄い人がいる。
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョンだよ。
お洒落な私服で、眼鏡かけた人が居た。
車に寄り掛かるように立っている姿が格好いい。

その人は俺達に気付くと、凄い笑顔で手を振ってきた。
テヒョン
テヒョン
グガ!あなた!
あの、何で俺の名前知ってるんですかね。
隣のグゥを睨むと目線を逸らされた。

駆け寄ってきたお兄さんは俺の手を振り回す。
テヒョン
テヒョン
グガの親友でしょ?
妖精さんみたいだね、あなた!
俺、キム・テヒョン!!
テヒョニヒョンって呼んでね!
テンション爆上げですね、お兄さん……。

ただ、俺は妖精さんではないかな。
少し変わった人だけど、人懐っこい笑顔で
何だか安心感があるなぁと思った。
(なまえ)
あなた
黒瀬・あなたです。
お世話になります、テヒョンさん。
テヒョン
テヒョン
テヒョニヒョンでいいって!
初対面でヒョン呼びは難しいかな!!
俺は鉄のハートを持ってる訳じゃないから!

やんわりと笑って誤魔化してグゥの後ろに隠れる。
ジョングク
ジョングク
ヒョン、帰りましょう?
お腹すいて倒れそうです。
テヒョン
テヒョン
そだね!
ジニヒョンのご飯が待ってるよー!
促されて車に乗る。
グゥは一緒に後部座席に座ってくれた。
ジョングク
ジョングク
……緊張した?
(なまえ)
あなた
アウェイには無理ゲー。
俺の言葉にグゥは吹き出す。
入学式に一人で立ち尽くしてたの知ってるだろ?

グゥは俺の頭をわしゃわしゃ撫でた。
(なまえ)
あなた
なに、急に。
ジョングク
ジョングク
いや?
俺は懐かれてるんだなーって。
(なまえ)
あなた
そうだよ、悪いかよ。
肘でグゥを突く。
それなのにグゥは嬉しそうに笑っている。
もう訳が分かんないよ、外でも見ていようかな。

外に視線を移すと、見慣れた景色。
(なまえ)
あなた
あれ、俺のアパートと近いのかも。
ジョングク
ジョングク
ほんと?
近くに変な銅像ある?
(なまえ)
あなた
ある!
超微妙なポーズの銅像だろ?
なんと家が近かったらしい。
俺の住むアパートの近くには変わった銅像がある。
なんか変なポージングのやつ。
何でそのチョイスにしたかなって凄い不思議なやつ。
テヒョン
テヒョン
2人とも、着いたよー。
(なまえ)
あなた
ありがとうございました!
テヒョンさんが後部座席のドアを開けてくれた。
うわぁ優男。
眩しいくらいの笑顔で頭を撫でられる。
テヒョン
テヒョン
ほんとグガと仲良いんだね。
(なまえ)
あなた
あ、はい…仲良くさせて貰ってます。
テヒョン
テヒョン
ジョングガ人見知りだからさ。
親友って聞いて俺達嬉しくなっちゃって!
愛されてるなぁ、グゥ。
学校ではアウェイだけど、リア充じゃん。
テヒョンさんは俺の手を引いて歩き出す。

後ろでグゥが慌てて着いてきていた。
ジョングク
ジョングク
ヒョン!勝手にあなたを
連れていかないで下さいよ。
テヒョン
テヒョン
いいじゃん!
もうあなたも俺の弟だー!
俺、一人っ子なんだけどな。
いつからお兄さん出来たんだろう、不思議。
右手をテヒョンさん、左手をグゥに掴まれたまま
玄関へ向かう……捕らわれの宇宙人?
テヒョン
テヒョン
ただいまー!
勢いよく玄関を開けるテヒョンさん。
あぁ、セーブする暇すら与えてくれない無理ゲー?


【あなた は 宿舎 に 突入 した !】