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第5話

願い事は
―ジョングクside―


2週間ぶりの登校。
周りの視線を感じながら下駄箱へ。
ジョングク
ジョングク
これがアウェイ…
あなたの表現が凄くしっくり来た。
見られているのに、誰も寄ってこない状況。

廊下を歩いてると少し先の場所で
同じ様な現象が起きているのが見えた。
ジョングク
ジョングク
おはよ、あなた。
(なまえ)
あなた
わ、グゥ!
久しぶりじゃん?
鞄の持ち方がヤンキーっぽいあなた。
怠そうに歩くあなたの背中を叩いてから
挨拶するとあなたは驚いて振り返った。

そして俺だと分かると満面の笑み。
ジョングク
ジョングク
授業どうだった?
(なまえ)
あなた
まだ座学ばっかり。
グゥのノート作っといた。
話しながら教室に入る。
机に鞄を置くと、あなたはノートを取り出した。
(なまえ)
あなた
はい、これグゥの。
ジョングク
ジョングク
え、俺用に作ってくれてんの?
ノートの表紙にジョングクと書かれている。
わざわざ2冊ノート作ってくれたわけ?

・・・神様がいる。
ジョングク
ジョングク
うわ、すごッ
ノートの中身は凄く綺麗だった。
先生の話やポイントが細かく記載されている。
所々であなたの考察なんかも書かれてて面白い。

そして変なイラストまで。
ジョングク
ジョングク
このイラストなに?
ネズミ?
(なまえ)
あなた
失礼な!
どう見てもウサギだろ!
衝撃の事実が発覚した。
あなたは絵心が壊滅級にない。

どう見てもネズミだけど、コレ。
ジョングク
ジョングク
ノートありがと、あなた。
(なまえ)
あなた
アウェイは時間が有り余ってんだよ。
お前…アウェイ好きな。
ともかくノートを大切に鞄へ仕舞う。

宿舎でゆっくり見ようと思う。
俺はあなたに顔を向けて問い掛けた。
ジョングク
ジョングク
あなた、お礼は何がいい?
自分でも悪い顔をしている自覚はある。
でも気になったから仕方ない。
あなたは俺にどんな物を強請るんだろうかって。
(なまえ)
あなた
えー…何でもいいワケ?
ジョングク
ジョングク
何でもいいよ。
事務所に取り計らってほしいとか?
モデルの女の子を紹介して欲しいとか?

俺はあなたを友達だと思いながらも、
他のファンと同じかもしれないと思ってた。

…それは見事に打ち砕かれたけど。
(なまえ)
あなた
じゃあピアス開けて、俺に。
ジョングク
ジョングク
はぁ?
耳たぶを引っ張りながら何処から取り出したのか
ピアッサーを振って見せるあなたの姿。

…なにそれ、普通の友達みたいじゃん。
(なまえ)
あなた
ピアス開けようとしたんだけど…
(なまえ)
あなた
耳たぶにピアッサーが触れると
正体不明の震えが止まらなくてさ…。
ジョングク
ジョングク
怖いだけだろ。
思わずあなたの頭を叩いた。
あでっ、なんて声を上げて項垂れるあなた。

なんか考え込んで損した、すげぇ損した気分。
ジョングク
ジョングク
次の休憩で開けてやるよ。
(なまえ)
あなた
心臓止まったら蘇生頼む。
どんだけ怖いんだよと呆れた。
このまま先生が入ってきて授業が始まる。
たまにあなたの真剣な横顔を見たりしながら、
俺の初めての授業は難なく終わった。



ジョングク
ジョングク
あなた、力抜いて。
(なまえ)
あなた
うん、全然大丈夫。
いや会話になってないから。
肩をすくめてプルプル震えるあなたが面白い。
でもこのままだと休憩が終わりそうだから、
俺は少しあなたに意地悪をすることにした。
ジョングク
ジョングク
あなた、これ俺のCDなんだけど
(なまえ)
あなた
えッ、見せて(パチン)

……What?
どうせ今日渡そうと思ってたBTSのCD。
あなたに少しでも俺の事を知って欲しくて。

鞄の中に隠していたCDを見せると、
あなたの緊張は解けてCDに意識が集中した。
その瞬間を狙ってピアッサーを打つ。
(なまえ)
あなた
なんて非情な奴なんだグゥ…
ジョングク
ジョングク
でも怖く無かったろ?
(なまえ)
あなた
もう片方あるだろうが!!!
いやもう片方の心配かよ。

ぐずぐず言いながら俺達のCDを見詰めるあなた。
俺はそっとあなたに手を伸ばして・・・
もう片方もピアッサーを打った。

…我ながら不意打ちにしてはいい出来だと思う。
(なまえ)
あなた
ありがとう、グゥ……
ジョングク
ジョングク
どういたしまして?
ちゃんとお礼を言えるあなたは良い奴だ。
たとえ不満足タラタラな顔をしててもね。
あなたの頭を撫でてみると、思わぬ手触りに驚く。
ジョングク
ジョングク
ふわふわ…なのにツルツル…
(なまえ)
あなた
人をハゲみたいに言うな。
仔犬みたいにふわふわしてんのに、
艶のあるツルツルした毛並み…いや髪質だ。
本当に天然パーマだった。

不服そうな叶人を揶揄っていると、
また次の授業が始まる。
そんな感じで一日は終わった。