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第47話

心の底のアウェイ
最近さ、俺達も人気が少しずつ出てきて。
やっぱメディアとかSNSで評価される訳よ。

メンバーだってそこそこアンチはいる。
でもそれって人気があるからこそでしょ?
俺に関してはちょっと違うんだよね。

「なんで日本人がいるの?」
「日本人は日本で活動すればいいのに。」
「サンナムジャのテーマに合ってない。」
(なまえ)
あなた
……存在自体を全否定。
ちょっと落ち込むよね。
日本人じゃなかったら、歓迎されてたのかな。
やっぱり俺とヒョン達は別物に見えるのかな。

日本人って何だろう。
どうやったら韓国人っぽくなれるんだろう。
ユンギ
ユンギ
おい、チャユ??
(なまえ)
あなた
……あ、ごめんなさい。
ちょっとボーッとしてました。
いけない、練習中だった。
ユンギヒョンに肩を叩かれて我に返る。

そうだ。
もっと練習しなきゃいけない。
もっとストイックに、もっとハードに。
ユンギ
ユンギ
……無理すんなよ。
(なまえ)
あなた
大丈夫です。
汗を拭って、鏡に向き直る。
より韓国人らしく。より日本人らしくなく。
そこに俺のアイデンティティは必要ない。




ホソク
ホソク
チャユ、もう終わろう?
(なまえ)
あなた
いや、もう少しやって帰ります。
皆は先に帰っておいてください。
練習時間が終わって、俺は居残り。
まだまだ足りないよな。
発音?動き?表情?
どれを見ても日本人らしさが抜けない気がする。
(なまえ)
あなた
う、けほッ……
歌いながら踊り過ぎたのか。
練習している途中でむせ込んだ。
抑えた掌に血が滲んでいるのを見て少し怯む。

……喉、痛めちゃったかな。
(なまえ)
あなた
あと1時間だけ。
タオルで血を拭って練習に戻る。
咳き込んで、タオルで拭いて、また練習して。
気付いたら真っ赤になったタオル。
うわ、汚っねぇ。

洗いに行く為に立ち上がった瞬間、めまい。
ヤバいと思った時には遅かった。

床に打ち付けられて、視界が暗くなる。
(なまえ)
あなた
あちゃ、怒られるぞコレ……。




そう思いながらも体は動かなくて。
段々襲ってくる眠気にそのまま身を任せた。