緋山:てか、相手ってさ、流星だよね?
晴桜:うん。
緋山:じゃあ、冴島もよんでいい?
晴桜:うん。
緋山📱:もしもし、白石?
白石📱:そうだけど。
緋山📱:冴島連れて、会議室来て!
白石📱:わかった。
緋山:来てくれるって!
晴桜:うん。
緋山:せーらー。大丈夫!
コンコン
白石:どうしたの?
冴島:晴桜?
白石:あ、そうそう。なんか緋山先生に相談あるみたいで。
冴島:そうなんだ。
緋山:自分から言える?
晴桜:うん。えっと、最近ね、………………。えっと、……………。
緋山:ゆっくりでいいから!
晴桜:うん。えっと、最近生理来ないなってって思って検査薬使ったら、陽性でママに相談しようと思ったら、ママ妊娠しちゃってて、どーしようと思って、今日、緋山先生に見てもらったら、妊娠15週で、…………………。ごめんなさい。
白石:よかった。いじめじゃなかったの?
晴桜:へっ?
緋山:白石ね、最近晴桜がおかしいって、いじめでもあってるんじゃないかって言ってたんだよ!
白石:てか、大丈夫なの?体。体調。
晴桜:うん。
冴島:めぐ。ごめんなさい。うちの流星が。
白石:いいのよ!うちだって悪いんだから、
緋山:てが、みんな同級生じゃん!
白石:そうだよ!冴島さんは?
緋山:そうだった!
冴島:言い忘れてた!!私も妊娠したの!
緋山、白石、晴桜:おめでとう。
冴島:ありがとう。あと、流星がごめんね。
晴桜:うんうん。全然。
白石:で、晴桜は産みたいの?
晴桜:うん。
白石:じゃあ、耕作を説得しなきゃだね!
緋山:絶対怒りそう。呼ぶね?
晴桜、白石:うん。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。