前の話
一覧へ
次の話

第2話

136
2018/06/19 03:09
日菜子~
電車の時間
高田日菜子
高田日菜子
分かっているってば!!
今日はいつもより余裕を持って家から出た。
電車に乗ると、昨日助けてくれた中島さんが出入口の隣の座席に座っていた。
周りのJKがざわめいている。
多分、中島さんの事を見て興奮しているんだろうな
中島優希
中島優希
おはよう日菜子
高田日菜子
高田日菜子
おは、おはようございます
目があった訳でもないけど、中島さんは私に気づいてくれた。
中島優希
中島優希
こっちに来い
なぜ命令口調?
なんて思いつつ、中島さんの方へ向かった。
中島さんは立ち上がり、席を開けた。
中島優希
中島優希
ここに座れ
高田日菜子
高田日菜子
え、大丈夫ですよ
中島優希
中島優希
いいから座れよ~
年上のいうことには従いなさい。
高田日菜子
高田日菜子
はーい
さっきまで中島さんが座っていた椅子に座った。
私の目の前には中島さんがいる。
相変わらず整った顔だなぁ…
中島優希
中島優希
俺の顔になんかついてる?
高田日菜子
高田日菜子
い、いいえなにも
中島優希
中島優希
じゃあなんで俺の顔ずっと見てんだよ(笑)
高田日菜子
高田日菜子
え!?
見ていましたっけ~...
中島優希
中島優希
まぁいいや
高田日菜子
高田日菜子
中島さん
中島優希
中島優希
優希でいいよ
高田日菜子
高田日菜子
優希さん
中島優希
中島優希
さんつけなくていいけど
高田日菜子
高田日菜子
そーゆーわけにも行かないじゃないですか
中島優希
中島優希
どーでもいいけどさ
で、なに?
高田日菜子
高田日菜子
彼女いますか?
中島優希
中島優希
う~ん
いたらいいんだけどね~
高田日菜子
高田日菜子
え!?いないんですか?
中島優希
中島優希
期待外れですいませんでした~
高校生たちは何をやっているんだ!?
こんなイケメン、なぜ野放しにするんだ!?
中島優希
中島優希
そっちこそ彼氏いんの?
高田日菜子
高田日菜子
私はいませんよ~
中島優希
中島優希
うん。だと思う
高田日菜子
高田日菜子
あーあ。嘘でもいるっていえばよかったなぁ
中島優希
中島優希
なんだよそれ(笑)
高田日菜子
高田日菜子
次の駅ですね
中島優希
中島優希
そっか降りる駅一緒なんだっけ?
高田日菜子
高田日菜子
多分
私は優希さんと一緒に電車を出た。
途中まで道が一緒だから一緒に学校へ向かった。
高田日菜子
高田日菜子
今までに彼女ができたことはありますか?
中島優希
中島優希
あるけど、俺、これでも女が苦手でさ。
全然長続きしないんだよ
第1、みんな俺の性格を知ってきたら別れたいって言ってくるしね
高田日菜子
高田日菜子
大変ですね
中島優希
中島優希
俺、今んとこ日菜子は大丈夫そう
高田日菜子
高田日菜子
なんかありがたいです
道の分かれ目に来た。
中島優希
中島優希
んじゃ俺はこっちだから。
じゃあな
高田日菜子
高田日菜子
ではまた
中島優希
中島優希
日菜子
高田日菜子
高田日菜子
はい?
1度道へ向かおうとしたけど、呼び止められ、優希さんの方を見た。
中島優希
中島優希
あはははは
顔見たくなったけ
高田日菜子
高田日菜子
この顔面見ても面白くないじゃないですか~
中島優希
中島優希
充分面白いよ
高田日菜子
高田日菜子
遅刻してしまうんで
中島優希
中島優希
おうおう
じゃあな
お互いの道を進んだ。
あれ話したかったなとか、そういうのはわかれた頃に思いつく。
明日も会いたいな…

プリ小説オーディオドラマ